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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (78 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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え、令和6年度補正予算にて中核的人材養成研修事業として人材育成を進めている。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】療育手帳の交付判定及び知的障害に関する専門的な支援等に資する知的能
力・適応行動の評価手法の開発のための研究
【概要】療育手帳の交付判定や知的障害に関する相談指導等に必要となる知的能力・適
応行動の評価は、自治体ごとに異なることが指摘されている。これらの評価において、
標準化や質向上を進めるため、自治体が活用できる評価手法の開発と検証を行う必要
がある。
【成果の活用】児童相談所や知的障害者更生相談所で、療育手帳判定に開発されたツー
ルが活用され、開発されたツールが無償で公的な判定業務に利用される。タブレット
開発も視野におき、データベース構築を目指している。
【課題名】障害福祉と医療の連携を促進するために必要な手法についての研究
【概要】医療と福祉の連携の必要性はこれまでも指摘されており、診療報酬等の報酬に
おいて連携した場合の評価がなされている。今後は、相談支援や重度訪問介護利用者
の入院におけるコミュニケーション支援等において一層の連携強化が必要である。そ
のため障害福祉と医療の連携に関する基礎情報を収集し、連携強化に資する手法・ツ
ールを開発する必要がある。
【成果の活用】障害者が医療機関を受診する際に、求められる障害特性に応じた合理的
配慮の情報等が適切に提供され、障害者の医療アクセスの改善につながる。また診療
報酬改定及び障害福祉サービス等報酬改定に向けた基礎資料にする。
【課題名】包括的な精神保健医療福祉施策の推進に関する研究
【概要】今般の精神保健福祉法の改正や、令和7年度実施予定の第8次医療計画の中間
見直し等を踏まえ、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を更に推進す
るため、これまで実施してきた施策等の実施状況の調査及び効果の検証を行う必要が
ある。
【成果の活用】改正精神保健福祉法に基づいて、引き続き検討すべき事項に関する基礎
資料、診療報酬や障害福祉サービスの改定に資する基礎資料として活用する。
【課題名】障害者自立支援機器開発に携わる医療・福祉・工学分野の人材育成モデルの
普及促進に資する研究
【概要】障害者のための支援機器開発・利活用に携わる医療福祉専門職や開発者のすそ
野を拡大するために、支援機器開発・利活用過程における実践的な学びの場の提供及
び人材育成のためのプログラムを策定し、全国的に試行実装する必要がある。
【成果の活用】、医養・福祉・工学分野のリハビリテーション関連専門職領域において、
支援機器に対する基本的なスキルを身につける場を提供することができ、給付制度の
対象とはなっていない ICT 機器等も含めて、適切な利活用を促進するとともに、新た
な支援機器の効果的かつ適切な開発を促進する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】障害に至らない難聴者に関する生活の質の向上に関する調査
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