【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (117 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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究
【概要】一般に危険ドラッグは、麻薬や覚醒剤等の化学構造を一部改変した新規の化合
物であるが、これら化合物群の化学構造と有害作用との関係を明らかにして、医薬品
医療機器等法で定める指定薬物の包括指定の範囲等について検討を行うとともに、包
括指定の検討の際に得られた情報に基づき、包括指定の課題と解決策について検討を
行う。
【成果の活用】薬事審議会指定薬物部会における指定薬物への指定(個別指定・包括指
定)のための資料として活用するとともに、指定薬物の指定のあり方について検討す
るための基礎資料として活用する。
【課題名】離島・へき地等の実状に応じた輸血療法体制を構築するための研究
【概要】先行研究「科学的エビデンス等に基づき医療環境に応じた適切な輸血療法実施
についての研究」の中の課題の一つとして、
「離島・へき地での輸血」について調査が
実施され、複雑な問題点が多く存在していることが判明した。先行研究の中では問題
点に対する血液製剤のマニュアル(案)等が整備されたが、その有効性を実際にパイ
ロットスタディ等によって検証を行う。
【成果の活用】先行研究において示された「離島・へき地等における血液製剤の安全で
適正な使用に関するマニュアル(案)」の実効性を評価し、特殊な地域の医療現場に則
したマニュアル(案)の改訂を行い、輸血療法体制の構築に活用する。
【課題名】薬剤師の対人業務の充実のための ICT の利活用に関する研究
【概要】薬剤師の対人業務の充実に向け、ICT や各種医療情報の活用による対人業務の
充実に必要な体制整備を進めていく必要がある。ICT・AI 技術の利活用による薬物治
療の質や安全性に関しての影響、ICT・AI 技術の利活用による好事例及び課題の抽出・
検討を行い、ICT・AI 技術を積極的に活用すべき業務の検討を行う。
【成果の活用】薬剤師の対人業務の充実に向けた、ICT・AI 技術の活用のあり方を検討
するための基礎資料として活用する。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【経済財政運営と改革の基本方針 2024】(令和6年6月 21 日閣議決定)
第2章
社会課題への対応を通じた持続的な経済成長の実現
3.投資の拡大及び革新技術の社会実装による社会課題への対応
(医療・介護・こどもDX)(一部抜粋)
調剤録等の薬局情報のDX・標準化の検討を進める。
第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現
3.主要分野ごとの基本方針と重要課題
(創薬力の強化等ヘルスケアの促進)(一部抜粋)
ドラッグロス等への対応やプログラム医療機器の実用化促進に向けた薬事上の措置を
検討し、2024 年末までに結論を得るとともに、承認審査・相談体制の強化等を推進す
る。あわせて、PMDAの海外拠点を活用した薬事規制調和の推進等に取り組む。バイ
オシミラーの使用等を促進するほか、更なるスイッチOTC化の推進等によりセルフケ
ア・セルフメディケーションを推進しつつ、薬剤自己負担の見直しについて引き続き検
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