【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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【成果の活用】環境中における薬剤耐性微生物や薬剤耐性遺伝子・残留抗微生物剤がヒ
トや動物に与える影響を評価する調査法や研究手法を検討し、提案する。
【課題名】電子カルテ情報、レセプト情報、感染症届出情報等のマルチデータソースを
活用した感染症対策分野における医療 DX 推進に関する研究(令和6~8年度)
【概要】電子カルテ情報共有サービス及び感染症サーベイランスシステム等のシステム
間の連携方法、検査結果情報の効率的な収集方法、及び電子処方箋情報に基づく感染症
サーベイランスへの活用方法等について、優先的に検討を行う必要がある。
【成果の活用】次の感染症危機に備えた、DX の取組として対外的に示す資料として厚生
科学審議会感染症部会等に公表する予定である。
【課題名】HPV ワクチンの安全性に関するフォローアップ研究 (令和6~8年度)
【概要】HPV ワクチン接種後に何らかの症状を訴えて協力医療機関を受診した新規受診
患者数、継続受診患者数、及び延べ受診患者数等のサーベイランスを優先的に行う必要
がある。
【成果の活用】積極的勧奨再開後の協力医療機関の新規及び継続受診者数を厚生科学審
議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事審議会医薬品等安全対策部会安全
対策調査会合同部会で報告するとともに、協力医療機関を受診した患者数等のサーベイ
ランス結果を、拠点病院事業によって選定されたブロック拠点病院等と共有することで
拠点病院事業と連携し、HPV ワクチンの定期接種を進めるに当たっての相談支援体制・
医療体制等の強化につなげる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】予防接種施策の推進及びワクチンの評価に資する研究
【概要】現に我が国に存在し、疾病負荷が高い感染症を対象とした公衆衛生上必要性の
高いワクチンについて、開発優先度を評価する手法の開発を行う。また、ワクチン特有
の流通面の課題解決のため、過去の供給不足事例の分析、ワクチン特有の商習慣の課題
抽出等、供給不安時におけるワクチンの流通課題解決に資する分析手法の研究を行う。
【成果の活用】次期予防接種基本計画の見直し時、開発優先度の高いワクチンの選定方
法検討の基礎資料とする。ワクチン安定供給に関して、ステークホルダー(自治体、ワ
クチンメーカー、卸売業者、医療機関等)と議論を行う際の基礎資料とする。
【課題名】一類感染症等の患者発生時に備えた臨床対応及び行政との連携体制の構築の
ための研究
【概要】各種感染症の手引きの作成や、有事に備えた訓練等を行う。
【成果の活用】適宜、手引きの見直しや訓練の継続等に活用する。一類感染症等の患者
が発生した場合に対応できる医療関係者及び行政関係者が養成される。また、わが国が、
より一層、国際医療協力(新興感染症発生地や国際機関への派遣など)や学術分野にお
いて貢献できるようになる。
【課題】バイオテロ及び生物学的脅威に対する我が国の危機対応能力及びバイオディフ
ェンス戦略の基盤強化に資する研究
【概要】我が国のバイオテロ危機対応戦略の基盤強化に貢献することを目的として、国
内外でのバイオテロ・一類感染症危機対応や管理体制及び連携に関する検討、次世代シ
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