【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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【概要】女性の健康を支援する人材育成・研修方法の開発、分野横断的で効果的な支援
方法の開発や、保健・医療・福祉・教育・産業・地域等のシームレスな連携体制の構
築につなげるための基礎資料や教材の作成を行った。
【成果の活用】女性の健康に影響を与える社会経済状況等に基づく支援の在り方に関す
る基礎資料を作成し、第5次男女共同参画計画で講ずべき施策を推進する際の基礎資
料とする。
【課題名】性差にもとづく更年期障害の解明と両立支援開発の研究(令和4~6年度)
【概要】女性及び男性の更年期の健康課題に関して、国内外のエビデンスの収集・整理
を行い、更年期症状の発生状況や受療行動、治療等に関する国内の実態把握を行った。
【成果の活用】女性活躍が推進され、多様な働き方が広がってきた昨今、生活様式や疾
病構造、就労状況の変化等を背景に、健康課題が変化していることも踏まえ、新たな
支援方法や対策を検討する際の基礎資料とする。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】更年期等の性差に着目し、国民の健康づくりに寄与する包括的支援及び対策
の確立に向けた研究(令和7~9年度)
【概要】更年期症状等の性差に由来する健康課題への理解を深める観点から、国内外の
エビデンスを収集・整理することを目標とする。近年、ライフスタイルの多様化や、
疾病構造・就労状況の変化等を背景に、これらの性差に由来する健康課題への対応の
必要性が高まっていることから、優先的に研究を推進する必要がある。
【成果の活用】更年期症状等の性差に由来する健康課題について、情報提供・普及啓発
や支援・介入等の方策を検討し、対策等に活用可能な資料を作成する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】健康寿命延伸に備え女性の心身の健康を支援するための普及啓発に向けた研
究
【概要】人生 100 年時代を迎え女性の健康寿命の延伸の重要性が増す中、ライフステー
ジごとの健康支援を拡充するにあたり、更年期における心身の状態の変化は徐々に啓
発と理解が進んできたところであるが、その後の老年期を迎える前段階の世代の女性
の健康課題はほとんど明らかになっていない。今後人口動態が変化し、更年期の次の
年代の女性人口の増加が見込まれることから、同性代の抱える健康課題への対策の需
要が想定される。国内外の知見や動向を収集・整理し、概ね 50 歳代後半から 70 歳頃
までの女性に特徴的な健康課題の抽出・把握を行う。
【成果の活用】当該年代の女性に対応した健康支援に資する知見を創出し、支援を実現
できるような社会環境の整備に役立てる。
Ⅱ
参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
成長戦略等のフォローアップ
(予防・重症化予防・健康づくりの推進)
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