【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
地域医療基盤開発推進研究事業
主管部局・課室名
医政局総務課
省内関係部局・課室名 医政局内各課室
当初予算額(千円)
Ⅰ
令和5年度
325,800
令和6年度
325,800
令和7年度
313,641
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
2040 年頃を見据えると、医療と介護の複合ニーズを抱える 85 歳以上の高齢者の増加
や人口減少がさらに進むことや、医療従事者を含めた人材の確保がさらに困難となるこ
と等が見込まれている。ICT 技術等を活用しながら医療の効率化を推進しつつ、地域の
実情に応じた医療提供体制の構築や医療人材の育成・確保、医療安全の推進、医療の質
の確保等に向けた、課題の解決が求められている。
こうした中、外来医療計画、医師確保計画及び在宅医療に関する事業について、令和
9年度に後期計画として見直すこととされている。このほか、新たな地域医療構想が令
和9年より開始されることとなっており、将来に向けて、質の高い医療提供体制の構築
に資する研究を推進することが求められている。また、医療従事者の人材確保が課題と
なる中、看護師や救急救命士等の医療関係職種のタスク・シフト/シェア、ICT やオンラ
イン診療等を活用した医療・介護分野の生産性の向上、業務のさらなる整理・効率化は
喫緊の課題である。さらに、医療従事者の働き方の観点から、持続可能な医療の質の向
上及び医療安全に係る取組の推進も重要な課題であり、その課題や考えられる対応を明
らかにすることが必要である。
【事業目標】
少子高齢化や生産年齢人口の減少、それに伴う医療の需要の変化など、医療を取り巻
く環境が大きく変化している。新たな医療技術や ICT 技術等も活用しながら、持続可能
で良質かつ適切な医療を効率的に提供することが可能な医療提供体制の構築、医療の質
と安全の向上を目的に、地域包括ケアシステムの構築を推進するための地域医療の基盤
を確立する。
【研究のスコープ】
① 持続可能で良質かつ適切な医療を効率的に提供できる、医療提供体制の構築
② 医療を担う人材の確保と養成の推進
③ 医療の質及び医療安全の更なる向上
【期待されるアウトプット】
持続可能で良質かつ適切な医療を効率的に提供できる、医療提供体制の構築
・在宅医療を含む医療提供体制の構築に関し、地域での潜在的な課題等(医療的ケア児
等の多様な患者像、多職種や医療介護との連携、災害時の対応等)を明らかにし、解
決に向けた政策提言が行われる。
・厚生労働省が策定する「医師確保計画策定ガイドライン」の課題が抽出され、医師偏
在対策に向けた具体的な改善策が提示される。
・DPAT(都道府県によって組織される、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療
チーム)について、巨大災害に備えた DMAT 等の他の災害支援チームや自治体等との
連携に関する課題が明らかにされ、それを踏まえ、より円滑な活動を検討するための
96