【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
療動向等を解析し、がん医療提供体制の均てん化と集約化の検討に必要なデータを都道
府県に提供する必要がある。
【成果の活用】都道府県におけるがん医療提供体制の均てん化と集約化の議論を推進す
るための基礎資料とする。また、
「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」や「がん
対策推進協議会」等において進捗を報告し、都道府県のがん対策の施策に活用する。さ
らに、次期がん対策推進基本計画の策定とがん診療連携拠点病院等の整備指針の改定に
活用する。
【課題名】子宮頸がん検診における HPV 検査単独法の精度管理体制の評価及び改善に資
する研究(令和7~9年度)
【概要】令和6年から、市町村における健康増進事業として実施するがん検診において
推奨される検診項目に HPV 検査単独法が追加されたが、その実施にあたっては適切な精
度管理体制の構築が必要となる。HPV 検査単独法のアルゴリズム(検診結果ごとにどの
ような検査をいつ行うか等を定めたもの)は複雑であるため、市町村における精度管理
面での評価及びフィードバックの手法を検討し、試行する必要がある。
【成果の活用】
「がん検診のあり方に関する検討会」等において報告し、HPV 検査単独法
の導入を検討する市町村において課題となりやすい点及びその改善策を情報共有する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】女性のがん検診受診率向上に関する研究
【概要】乳がん検診及び子宮頸がん検診の対象となる女性のがん検診に関する意識や受
診状況等について実態把握を行い、課題を抽出するとともに、クーポンの配布等の受
診勧奨施策について改善策等を提案する。
【成果の活用】「がん対策推進協議会」、「がん検診のあり方に関する検討会」にエビデ
ンスを提供し、がん対策推進基本計画で掲げられた施策の推進に活用する。
【課題名】がんゲノム医療推進に向けたがん遺伝子パネル検査の実態把握とがんゲノム
医療提供体制構築に資する研究
【概要】令和元年6月に固形がんのがん遺伝子パネル検査が、令和7年3月に造血器腫
瘍及びその類縁疾患を対象とするがん遺伝子パネル検査がそれぞれ保険収載され、そ
の検査体制の確立と実態の把握が急務となっている。本研究は、我が国のがんゲノム
医療の一層の推進を目的として、がん遺伝子パネル検査をとりまく実態調査やがんゲ
ノム医療提供体制構築に対する提言の作成等を行う。
【成果の活用】
「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」や「がん対策推進協議会」
等において報告し、がんゲノム医療に係る政策に活用する。
【課題名】がん診療連携拠点病院等と患者団体や社会的人材リソースとの相互連携モデ
ルの実装に資する研究
【概要】第4期がん対策推進基本計画においては、がん患者に対する相談支援やピア・
サポートにおいて、がん診療連携拠点病院等と患者団体等との連携が求められてい
る。そこで本研究では、その実態や課題を整理した上で、有機的な連携方法について
実装可能なモデルを構築し、検証を行う。
【成果の活用】「がん対策推進協議会」、「がんとの共生のあり方に関する検討会」にエ
ビデンスを提供し、次期がん対策推進基本計画の策定における基礎資料とする。
34