【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (42 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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女性の健康の包括的支援研究事業
主管部局・課室名
健康・生活衛生局健康課
省内関係部局・課室名 なし
当初予算額(千円)
Ⅰ
令和5年度
55,000
令和6年度
55,000
令和7年度
73,809
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
これまで、わが国における女性の健康に関する取組は主に疾病分野ごとに展開され、
また、研究においても妊娠・出産や個別の疾病等に着目して行われてきた。このため、
女性の身体はライフステージごとに劇的に変化するという特性を踏まえた取組や、社会
的な側面も含めた生涯に渡る包括的な支援は十分に行われておらず、また、女性の健康
施策を総合的にサポートする診療体制も十分に構築されておらず、早急な対応を図る必
要がある。
平成 26 年4月に自由民主党によってとりまとめられた「女性の健康の包括的支援の
実現に向けて〈3つの提言〉」においても、「生涯を通じた女性の健康支援の充実強化」
について提言がなされるとともに、男女共同参画基本計画においても女性の健康支援の
重要性が指摘されている。また、令和6年6月に閣議決定された「女性活躍・男女共同参
画の重点方針(女性版骨太の方針)2024」においても示されたとおり、女性の健康支援に
関しては、女性の心身の状態が人生の各段階に応じて大きく変化するという特性を踏ま
えた生涯にわたる包括的な観点が必要である。さらに、令和6年度に、国立成育医療研
究センターに「女性の健康」に関するナショナルセンターが創設され、栄養や運動等も
含めた、女性のライフステージにおける様々な健康課題について検討し、政策的提言を
行うための研究の推進がより一層求められている。
【事業目標】
女性の心身の特性に応じて、地域や職域において専門的かつ総合的に保健医療サービ
スを提供する体制、人材育成体制、情報の収集・提供体制、女性の健康支援の評価手法
等を構築するための基盤を整備する。
【研究のスコープ】
・ エビデンスに基づいた女性の健康に関する情報を収集・提供するための調査研究
・ 生涯を通じた女性の健康の包括的支援に資する基礎的知見を得るための調査研究
・ 女性の健康に関する知見を広く行き渡らせ、定着化を図るための普及・実装研究
【期待されるアウトプット】
女性の健康に関わる者に対する学習教材や人材育成・研修方法、医療関係者の連携の
ためのガイドライン、ホームページ等の情報発信基盤、女性特有の疾病に対する介入効
果に関するエビデンス等の成果を創出する。
【期待されるアウトカム】
女性の生涯を通じた健康の包括的支援を推進し、わが国の女性のさらなる活躍を促進
するとともに、健康寿命の延伸につなげることが期待される。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】保健・医療・教育機関・産業等における女性の健康支援のための研究(令和3
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