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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】保健医療分野におけるデジタルデータの AI 研究開発等への利活用に係る倫
理的・法的・社会的課題の抽出及び対応策の提言のための研究(令和4~5年度)
【概要】保健医療分野におけるデジタルデータの AI 研究開発等への利活用における
ELSI の抽出、国内外の ELSI の議論の動向も踏まえた対応策の提言、デジタルデータ
利活用のガイドライン案等の作成を行った。
【成果の活用】医療機関や医療機器メーカー等が活用できる保健医療分野のデジタルデ
ータの利活用ガイドラインを策定し、事務連絡にて関係団体等に周知した。
【課題名】人を対象とする生命科学・医学系研究における患者・市民参画の推進方策に
関する研究(令和5~6年度)
【概要】医療分野の研究開発等における PPI(Patient and Public Involvement:研究
への患者・市民参画)について、諸外国での推進戦略を精査するとともに、国内の PPI
事例を集約し、我が国に適した推進戦略と留意点を明らかにした。
【成果の活用】「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」における患
者・市民参画に関する記載案を提示し、研究責任者や研究機関、倫理審査委員会等の
責務を明らかにした。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】ゲノム情報による不当な差別等への対応方針策定とゲノム医療に関する啓発
方法等の確立に資する研究(令和7年度~8年度)
【概要】令和5年6月に施行された「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受け
られるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律」(以下「ゲノム
医療推進法」という。)の基本理念として、
「ゲノム情報による不当な差別が行われるこ
とのないようにする」と示されている。こうした背景を踏まえ、ゲノム情報による不当
な差別等に関する事例収集を行い、これらの事例における問題点や原因の整理と、ゲノ
ム医療に関する知識の向上のための患者及び国民に向けた教育及び啓発の推進方策の
検討を行う。また、ゲノム情報による不当な差別を防止するために政府が策定するべき
対応方針案および適切な啓発方法の案を示す。
【成果の活用】国民のゲノム医療に関する知識向上のため、学校・職域・医療機関等で
配布するための啓発資材案を作成し、資料を用いた普及啓発を行う。また、各分野の有
識者と協議を行った上で、ゲノム情報による不当な差別等を防止するための政府対応等
につなげる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
令和 8 年度は令和7年度に採択された継続課題のみを実施し、新規課題の募集を行わ
ない。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(令和5年6月 16 日閣議決定)】
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