【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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6.官民連携による科学技術・イノベーションの推進
科学技術・イノベーションには、感染症・地球温暖化・少子高齢化等、世界が直
面する様々な社会的課題を解決する力がある。官民が連携して科学技術投資の拡充
を図り、令和の時代の科学技術創造立国を実現する。
【経済財政運営と改革の基本方針 2024(令和6年6月 21 日閣議決定)】
第2章 社会課題への対応を通じた持続的な経済成長の実現
3.投資の拡大及び革新技術の社会実装による社会課題への対応
(AI・半導体)
AIに関する競争力強化と安全性確保を一体的に推進するため、「統合イノベー
ション戦略 2024」に基づき、官民連携の下、データ整備を含む研究開発力の強化や
利活用の促進、計算資源の大規模化・複雑化に対応したインフラの高度化、個人の
スキル情報の蓄積・可視化を通じた人材の育成・確保を進めるとともに、AI事業
者ガイドラインに基づく事業者の自発的な取組を基本としつつ、ガードレールとな
る制度の在り方や安全性の検討、偽・誤情報の対策、知的財産権等への対応を進め
る。広島AIプロセス等の成果に基づき、AISIを活用した安全性評価を含め国
際的な連携・協調に向けたルール作りについて、主導的な役割を果たす。
【統合イノベーション戦略 2024(令和6年6月4日閣議決定)】
別添 Society 5.0 の実現に向けた科学技術・イノベーション政策
1.国民の安全と安心を確保する持続可能で強靱な社会への変革
(1)サイバー空間とフィジカル空間の融合による新たな価値の創出
【あるべき姿とその実現に向けた方向性】
信頼性のあるデータ流通環境の整備、セキュリティやプライバシーの確保、公正
なルール等の整備を図ることで、企業によるデータの相互提供・活用、様々な分野
で開発・提供される国民の利便性と安全な暮らしを支える利便性の高いサービスを
活性化するとともに、データやAIの社会実装に伴う負の面や倫理的課題等にも対
応し、多様な人々の社会参画が促され、国内外の社会の発展が加速する。
こうした変化に呼応し、あらゆる分野のあらゆる業務でデータ活用を前提とした
業務変革・デジタル化の徹底が進み、産業構造の変革と国際産業競争力が向上し、
データ活用に関する国民の社会受容、企業の協調意識が高まり、国境を越えてデー
タの活用がより一層進むといった好循環が生まれる。このような社会を実現するこ
とで、持続可能で安全・安心な社会の構築や、様々な社会課題の解決に向けた取組
を支援するとともに、世界に先駆けて Society 5.0 を実現する我が国の姿を世界へ
発信する。
(1)AI技術
人工知能(AI)の利活用が広く社会の中で進展してきており、米国、中国をは
じめとした諸外国ではAIに関する国家戦略を策定し、世界をリードすべくしのぎ
を削っている。こうした中、AIが社会に多大なる便益をもたらす一方で、その影
響力が大きいことを踏まえ、適切な開発と社会実装を推進していくことが必要であ
る。
このため、第6期基本計画期間中は、
「AI戦略 2019」に掲げた教育改革、研究
体制の再構築、社会実装、データ関連基盤整備、倫理等に関する具体目標を実現す
べく、関係府省庁等での各取組を進めていく。また、深層学習の原理解明による次
世代の機械学習アルゴリズム、同時通訳等の高度な自然言語処理、医療やものづく
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