【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (125 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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最新の知見及び科学技術を踏まえた研究成果を基に関係法令、大臣告示や衛生管理要
領等の改正を検討し、生活衛生関係営業及び特定建築物等の衛生水準の効果的・効率的
な維持向上を目指す。また、毎年開催している生活衛生関係技術担当者研修会等を通じ
て、各自治体への周知を行い、生活環境安全衛生の確保につなげる。
③健康危機管理・テロリズム対策分野
健康危機管理の要であるオールハザードによる情報集約やリスクアセスメント、多組
織間・多分野間の連携体制や人材育成体系、リスクコミュニケーションのモデルを構築
するとともに、具体的な情報集約ツールである災害時保健医療福祉活動支援システム
(D24H)を保健医療福祉調整本部における意思決定に活用するためのモデルを創出する
ことにより、包括的で迅速かつ効率的な意思決定が可能な災害・健康危機管理体制の構
築に寄与する。CBRNE テロ・特殊災害においては、実践的訓練方法や人材育成をプログ
ラム作成することにより、事案への対応能力を向上する。また、国際保健規則国家連絡
窓口からの情報を含む健康危機情報のリスクコミュニケーション機能強化を目的とし、
情報管理統合基盤と情報発信ポータルサイトのツールを活用したリスクコミュニケー
ションの強化を図る。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
①地域保健基盤形成分野
【課題名】保健所における健康危機管理対応の推進等に関する研究(令和6年度終了)
【概要】地域健康危機管理ガイドラインの改定案及び保健所職員を対象とした研修訓練
案の作成を行った。
【成果の活用】研究の成果物を元に地域健康危機管理ガイドラインの改定版等を発出
し、全国の保健所におけるオールハザードアプローチの健康危機対処計画策定を支援
する予定である。
②生活環境安全対策分野
【課題名】公衆浴場の衛生管理の推進のための研究(令和6年度終了)
【概要】公衆浴場の消毒・洗浄方法の開発や向上、施設の管理や復帰の判断に資する迅
速検査法の向上や普及、培養検査の信頼性向上、疫学検査の高度化、保健所・衛生管
理部局との連携、ガイドライン等のアップデートを行った。
【成果の活用】研究成果が公衆浴場における水質基準に関する指針の改正につながっ
た。また、研究で得られたその他の最新の知見についても生活衛生関係技術担当者研
修会で周知した。
③健康危機管理・テロリズム対策分野
【課題名】健康危機管理センターと多分野連携体制の推進のための研究(令和 6 年度終
了)
【概要】健康危機管理における多分野連携体制を構築するため、文献調査や訓練を行い、
その方法論を明らかにした。
【成果の活用】標準作業手順書を作成し、公開することで、様々なレベルで広く多分野
連携体制を構築することに貢献した。
2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
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