【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】アナフィラキシー発症予防および初動対応の質向上に資する研究
【概要】アナフィラキシー対策において、アドレナリン筋肉注射の使用率が低い背景に
は、アドレナリン筋肉注射の重要性及びアナフィラキシー患者に接する者の対策の必
要性の認識が乏しいことがあると考えられている。アナフィラキシー発症予防及び、
発症時にアドレナリン筋肉注射の速やかな実施を啓発する資材の作成と普及を行う。
【成果の活用】アナフィラキシーを発症しうる者に接する者に対して啓発資材を普及さ
せる。
【課題名】アレルギー疾患対策に関する行政施策の評価に資する研究
【概要】令和7年度の基本指針に係る施策の取組進捗評価に基づいて、令和 8 年度は、
①医療提供体制、②情報提供・普及啓発、③研究戦略に関して更なる調査検討を行う。
【成果の活用】令和9年度以降のアレルギー疾患対策の施策立案の基礎資料とする。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】アレルギー疾患による社会生活支障の実態を把握する研究
【概要】重症アレルギー疾患により社会活動が制限されている実態については、ほとん
ど調査されていない。治療と仕事の両立支援の推進の観点から、アレルギー疾患が社
会生活に与える影響について小児期~移行期成人期までのライフステージ毎に調査
研究を行う。
【成果の活用】アレルギー疾患の関係ガイドラインに、社会生活支援の観点での改訂に
貢献する。
【課題名】関節リウマチ医療提供体制をふまえた専門診療水準の向上および均てん化に
資する研究
【概要】関節リウマチ診療において、早期発見や生物学的製剤等の治療に関する知見、
遠隔医療の活用、一般医療機関と専門診療機関との連携等の観点での議論が進んでき
たことを踏まえ、専門診療水準の更なる向上、均てん化を促進する資材作成を目指す。
【成果の活用】関節リウマチの専門診療水準の向上と均てん化、および関節リウマチ医
療提供体制の評価・整備の推進に資する参考資料とする。
【課題名】メディカルスタッフによる関節リウマチ患者の相談・指導の実態調査研究
【概要】関節リウマチ患者指導の場において、過去の厚労科研成果物等で記載されてい
る知見を活用した説明が実践されているかどうかは把握できていない。関節リウマチ
患者を含む、免疫アレルギー疾患患者に係る治療と仕事の両立支援モデル事業におい
て、関節リウマチ患者に対する両立支援の事例が蓄積されたことも踏まえて、現在の
相談・指導の実態調査を行う。
【成果の活用】関節リウマチ医療提供体制において、メディカルスタッフが患者に指導
することが望まれる事項の提案。
【課題名】アレルギー疾患の発症と疾病構造変化を調査分析する研究
【概要】都道府県アレルギー疾患医療拠点病院の職員とその家族を対象とした有病率調
査を開始した時より以前のアレルギー疾患疫学情報と、現在の疫学情報を一連の流れ
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