【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (101 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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労働安全衛生総合研究事業
主管部局・課室名
労働基準局安全衛生部計画課
省内関係部局・課室名 労働基準局安全衛生部計画課、安全課、労働衛生課、化学物質対策課
当初予算額(千円)
Ⅰ
令和5年度
123,712
令和6年度
123,712
令和7年度
120,838
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
近年の労働災害については、死亡災害こそ減少傾向にあるものの、休業4日以上の死
傷災害は前年比で増加している。また、過労死やメンタルヘルスの不調が社会問題とな
り、これらの課題に取り組むことが必要になっている(*1)ほか、治療と仕事の両立支
援への対応も求められている。さらに、化学物質による重篤な健康障害防止対策も必要
となっている。この他、「多様な働き方の推進」としてテレワークの促進が目標となる
(*2)中で、オフィス等での勤務との違いを踏まえた労働者の健康管理が求められてい
る。また、すべての女性が輝く社会・男女共同参画社会の実現を目指して女性の健康の
包括的な支援が必要である。(*3)
本研究事業は、これらの課題の解決、及び労働災害防止計画に沿った制度改正や労働
基準監督署による指導などに資する科学的根拠を集積することによって、労働者の安全
と健康の確保を推進することを目的とする。
*1
働き方改革実行計画(平成 29 年3月 28 日 働き方改革実現会議決定)
*2
経済財政運営と改革の基本方針 2022(令和4年6月7日 閣議決定)
*3
女性活躍・男女共同参画の重点方針 2023(女性版骨太の方針 2023)、女性活躍・男女共同参画の重点方針 2024(女性版骨
太の方針 2024)
【事業目標】
労働安全衛生の現状の分析、最新の工学的技術や医学的知見等の集積により、法令等
の課題の抽出及び整備を継続的に行う。また、労働安全衛生法令の改正、ガイドライン
の策定等を通じて、さらなる労働者の安全衛生対策につなげる。
【研究のスコープ】
・職場における労働災害、労働者の健康の保持増進、有害物質等による健康障害の防止
に資する施策の推進
・就業構造の多様化、働き方の多様化に対応した労働安全衛生対策の推進
・疾病を抱える労働者の治療と職業生活の両立支援
・安全と健康を維持しつつ、AI の導入等、労働現場の生産性の向上を図る DX(デジタ
ルトランスフォーメーション)の普及
【期待されるアウトプット】
・近年増加している転倒、腰痛などの労働者の作業行動に起因する労働災害防止の対策・
手法の開発・提言
・高年齢労働者の労働災害防止の対策・手法の開発・提言
・労働現場の安全及び衛生水準の維持と生産性の向上等を両立し得る AI の導入を含め
た DX の導入に係る方策の提言
・テレワークをはじめとした多様な働き方、外国人労働者等の労働災害防止の対策・手
法の開発・提言
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