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【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】訪問看護事業における安全管理体制整備の推進及び国内の事故情報の分析等
が可能な体制の構築に関する調査研究
【概要】訪問看護事業所の安全管理体制の整備の推進のため、事故情報等の集積・分析、
対策の検討に関する先行研究及び実態調査を行う。また、標準的な安全管理体制整備
に役立つ指針の作成及び全国的に事故情報の集約・分析等を行うことが可能なモデル
の作成を行う。
【成果の活用】訪問看護サービスの質の向上を図ることで、地域包括ケアシステムの深
化・推進に寄与することが期待される。
【課題名】効果的かつ適切な要介護認定に資する研究
【概要】要介護認定調査について、関係機関の業務負担の軽減を図りつつ、引き続き適
切な評価が行えるよう、実態調査等を行い、課題の整理及び効率的な見直しについて
モデルの提示と実証研究を行う。
【成果の活用】要介護認定の適正化、効率化を図ることで、地域包括ケアシステムの進
化・推進に寄与することが期待される。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画】(令和6年6月 21 日閣議決定)
「高齢者の介護予防や生活支援等で、継続的に健康づくりに参加する意欲を高めるた
め、アプリ等も活用し、民間活力や地域資源をいかした魅力的で効果的なプログラムを
実施する。自治体の取組に対しては、継続参加率等の取組の成果に応じて、財政支援の
メリハリ付けを行う等のインセンティブを付与することで、プログラムの魅力向上に向
けた創意工夫を促進する」等と記述あり、介護データの活用に関する研究、通いの場等
を用いた介護予防、介護サービスの質の向上に資する研究等を進める。
【フォローアップ】(令和4年6月7日閣議決定)
「高齢者の状態やケアの内容等を収集・分析できるデータベース(LIFE)を用いた本格
的な分析を行い、分析結果を介護報酬改定やベストプラクティスの策定等に活用する」
「医療・ヘルスケアに関する製品・サービスの国際展開を進める」等と記述あり、LIFE
で収集される情報を活用した介護業務プロセスに関する研究、訪問看護サービスの安全
管理、ベストプラクティスに関する研究等を進め、国際展開できる知見を求める。
【成長戦略実行計画】(令和3年6月 18 日閣議決定)
「リアルタイムデータを迅速に収集し、分析能力を向上させ、きめ細やかな政策立案」
「データ流通を促進するルールの具体化やデータ取引の仕組みの整備など、包括的なデ
ータ戦略を推進する。医療、教育、防災等の準公共分野等において、データ標準の策定
やデータ連携基盤の整備等を支援するプログラムの創設を検討」等と記述あり、LIFE 等
を用いてデータを収集、分析するため、情報の安全管理等、基盤となる研究等を進める。
【経済財政運営と改革の基本方針 2024】(令和6年6月 21 日閣議決定)
「高齢者人口の更なる増加と人口減少に対応するため、限りある資源を有効に活用し
ながら、質の高い効率的な医療・介護サービスの提供体制を確保するとともに、医療・
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