【資料1-1】令和8年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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2 令和8年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
○健康づくり分野
【課題名】新たな睡眠指針に基づく適切な睡眠・休養取得のための介入方法の検討
【概要】個人が睡眠に寄与する自らの行動等を振り返るきっかけとなるツールや社会環
境等を整備し、それらを用いた睡眠の量・質の向上のための介入方法等のエビデンス
を整備する。睡眠が健康状態等に与える影響等を踏まえ、個人が量・質ともに適切な
睡眠を確保できているかの評価や適切な睡眠確保に資する介入方法・評価方法を詳細
に検討する必要がある。
【成果の活用】適切な睡眠・休養取得のための行動変容を促進する評価・介入手法の開
発及び環境整備を通じて、健康日本 21(第三次)におけるアクションプランに活用す
る。
○健診・保健指導分野
【課題名】
「特定健康診査における問診・検査項目の必要性・妥当性の検証、及び新たな
項目の検討のための研究」
【概要】令和6年度より特定健診・特定保健指導の第4期実施期間が開始となり、健診
項目や保健指導の方法の一部が変更されたことによる実施状況等への影響を踏まえ、
第5期特定健診等実施計画の策定に向け、問診・検査項目の妥当性、新規項目の必要
性等の検討を重点的に行う必要がある。
【成果の活用】次期特定健康診査・特定保健指導において健康診査の項目や実施体制等
の見直しに資するエビデンスを構築する。
○生活習慣病管理分野
【課題名】
「小児期・若年期に発症する循環器病に対する診療体制の充実のための研究」
【概要小児期や若年期に発症する循環器病は、病態が複雑で治療が長期化することが多
く、成人患者よりも複雑な医療体制が必要となる場合がある。そのため、若年発症の
循環器病に対する診療の現状と問題点を整理し、医療体制の充実に向けた政策を早急
に検討する必要がある。。
【成果の活用】若年発症の循環器病に対する診療体制の現状と課題を示す資料にすると
ともに、若年発症の循環器病に対する診療体制の充実のための提言を行い、若年発症
の循環器病に対する診療体制の整備に役立てる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
○健康づくり分野
【課題名】「健康寿命延伸を目指した禁煙支援のための研究」
【概要】有効性が確立された禁煙外来や職域における禁煙支援等の介入方法について、
その効果及び阻害要因、好事例に関する知見を収集・分析し、行動変容につなげるため
の評価を行う。また、禁煙外来受診後の禁煙状況や再受診有無などについても追跡調査
を行う。
【成果の活用】次期健康日本 21(国民健康づくり運動)の検討における喫煙率減少等の
目標設定に資する基礎資料とするとともに、目標達成のための施策に反映する。
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