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資料2-3 本委員会として指定難病の診断基準等のアップデートを検討する疾病(個票、パブリックコメント等を受けて変更等を予定するもの) (78 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75704.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会 指定難病検討委員会(第68回 9/1)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite を対象とする。
A.検査所見
1.右心カテーテル検査で前毛細血管性肺高血圧症の所見(以下全て)を満たす
安静時肺動脈平均圧(mPAP)> 20 mmHg、肺血管抵抗(PVR)> 2 Wood Unit(WU)、肺動脈楔入圧(PAWP)
≤ 15mmHg
2.PVOD/PCH を疑わせる胸部高解像度 CT(HRCT)所見
胸膜下組織における小葉間隔壁の肥厚、小葉中心性すりガラス様影(ground glass opacity)、縦隔リンパ
節腫大など
3.肺拡散能力の低下(%DLco<55%)
4.安静時の動脈血酸素分圧の低下(70mmHg 以下)
右心カテーテル所見による肺高血圧症の程度から推定される以上の PaO2 低下
5.選択的肺血管拡張薬による肺うっ血/肺水腫の誘発
B.遺伝学的検査

EIF2AK4 遺伝子変異あり
C.鑑別診断
以下の疾患を除外する。
特発性/遺伝性 PAH、薬物/毒物誘発性 PAH、呼吸器疾患に伴う PAH、慢性血栓塞栓性肺高血圧症
(CTEPH)
※特発性/遺伝性 PAH ないしは呼吸器疾患に伴う PAH のどちらにも分類されうる「高齢者に発症する PAH
(pulmonary phenotype)」と PVOD/PCH の鑑別が問題になる。Aの「5.選択的肺血管拡張薬による肺うっ血/
肺水腫の誘発」を認める場合は PVOD/PCH と診断する。
<診断のカテゴリー>
Definite1:特発性 PVOD/PCH Aの1及び2、かつAの3〜5の2項目以上を満たし、Cを除外できる
Definite2:遺伝性 PVOD/PCH

Aの1及び2、かつAの3〜5の2項目以上、かつBを満たし、Cを除外できる

<参考事項>
・遺伝性 PVOD/PCH は、EIF2AK4 遺伝子の両アレルの病的バリアントだけではなく、複合ヘテロでも発症しう
る(常染色体潜性遺伝疾患)。また、肺血管拡張薬抵抗性-肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial
hypertension:PAH)の中にも EIF2AK4 遺伝子変異症例が報告されている。
・心エコー検査所見:新規・更新申請いずれの場合も該当部位に検査結果を記載すること。なお、新規申請時
は右心カテーテル検査による肺高血圧症の存在確認が必要である。
・PVOD/PCH 診断のための肺生検は危険であり推奨されない

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