人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営 (99 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20260626/zaiseia20260626.html |
| 出典情報 | 財政制度等審議会 人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営(6/26)《財務省》 |
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ることとされている。しかし、一般的な医療機関でも長期入院の基準が
180 日となっている中、介護老人保健施設の平均在所日数は 400 日を超
えている状況である。
さらに、入所当初の利用目的が「他施設への入所待機」等という利用
者が3割となっており、長期入所者の退所困難理由でも「特養の入所待
ちをしている」が 38%、「家族の希望」が 25%となっている。
こうした利用実態等を踏まえ、居宅と施設の公平性を確保する観点か
ら、介護老人保健施設・介護医療院のうち、令和6年度(2024 年度)介
護報酬改定において室料負担の導入が見送られた類型についても、多床
室の室料相当額を基本サービス費等から除外する見直しを実施すること
が考えられる。〔資料Ⅲ-3-10 参照〕
(2)担い手の確保等
令和9年度(2027 年度)介護報酬改定において、賃金・物価動向の変
化に的確に対応する必要がある。
賃金に関しては、令和9年度(2027 年度)の定例改定を待たず、令和
8年度(2026 年度)に期中改定が行われ、介護現場の生産性向上を促進
しつつ、介護分野の職員の処遇改善を実施する措置が講じられた172。今
後、介護人材の確保と、保険料負担の抑制の両立に向けて、介護報酬に
よる賃上げのみならず、介護現場が生産性向上に取り組み、職員1人が
対応する利用者が増え、収益が増加することで、職員の賃上げと、更な
る生産性向上投資につながる、という好循環を実現することが重要であ
る。〔資料Ⅱ-2-20~22 参照〕
介護サービスの利益率については、足もとで、物価上昇の影響がある
中でも、過去や他産業と比較して高い水準173にあり、かつ、サービス類
1.0 万円(3.3%)の賃上げが実現する措置とともに、生産性
向上等に取り組む事業者の介護職員を対象に、月 0.7 万円(2.4%)の上乗せ措置が実施された
(合計で、介護職員について最大月 1.9 万円(6.3%)の賃上げ(定期昇給 0.2 万円込み)が実
現される措置)
。
173 令和元年度(2019 年度)から令和6年度(2024 年度)にかけて、中小企業が 2.9%から 3.8%
への伸びであるのに対し、介護サービス(コロナ補助金・物価高騰対策関連補助金を含み、特
172 介護従事者を対象に、幅広く月
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