人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営 (67 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20260626/zaiseia20260626.html |
| 出典情報 | 財政制度等審議会 人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営(6/26)《財務省》 |
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しつつ支援対象や要件等を見直し、インセンティブ付けを高める工夫が
必要である。また、投資資金の支援に偏重せず、成長に向けた最大の課
題である経営人材や DX・AI の活用なども含めた改革ノウハウの不足に
対し、地域経済団体や地域金融機関等も含め、マッチングや経営支援に
官民で取り組むことが重要である。
〔資料Ⅱ-2-31 参照〕
④
市場拡大と新たな需要の創出
市場拡大と新たな需要の創出の観点からは、農林水産業分野、コンテ
ンツ産業や民間宇宙活動といった分野の役割も重要である。
ア)農林水産品の輸出促進
人口減少が進み、国内需要の縮小が想定される中、食料供給力を確保
するとともに、外貨を稼ぐためにも、農林水産物・食品の輸出促進は重
要な取組である。我が国の農林水産物・食品の輸出額は近年増加してい
るが、主要先進国に大きく劣後している。円安という追い風もあったに
もかかわらず、令和7年(2025 年)の2兆円目標は未達成となった。
また、我が国の農林水産物・食品の生産額に占める輸出額の割合は2%
と主要先進国に比べて極めて小さい。
重点品目の輸出額を個別に見てみると、過去5年間で、例えば、真珠
は 5.4 倍、茶は 4.5 倍、ホタテは 2.8 倍と大きく伸びた一方、加工食品
を中心に、令和7年(2025 年)の目標に届いていない品目が多い。
令和 12 年(2030 年)の5兆円目標の達成に向けては、これまでの対
応をしっかり振り返るとともに、総花的な取組に陥ることなく、重点品
目ごとに戦略的な取組を進めることが重要である。
例えば、「米・米加工品」については、米の生産コストを引き下げて
いくことが極めて重要である106。 その上で、パックご飯や冷凍ずしな
ど、付加価値を付した上で輸出していく視点が重要である。
106 令和6年(2024 年)の平均的な米の生産コストは 15,796 円/60kg であるが、
「食料・農業・
農村基本計画(令和7年(2025 年)4月 11 日閣議決定)において、輸出用米の採算ラインは
9,500 円/60kg とされており、この水準まで生産コストを低減させていく必要がある。
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