人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営 (97 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20260626/zaiseia20260626.html |
| 出典情報 | 財政制度等審議会 人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営(6/26)《財務省》 |
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上の所得・資産のある利用者に対して、2割負担の範囲を一定程度拡大
したとしても、介護サービスの利用控えに与える影響は限定的と考えら
れる。〔資料Ⅲ-3-6参照〕
②
ケアマネジメントの利用者負担と給付の在り方
ケアマネジメントについては、利用者負担が求められてこなかったが、
第 221 回国会に提出されている「社会福祉法等の一部を改正する法律案」
において、登録制の対象となる住宅型有料老人ホームの入居者に係る新
たな相談支援の類型を設けた上で、利用者負担を導入することとされて
いる。住宅型有料老人ホームについては、ケアマネジメントの利用者負
担の導入に関する、施設介護と在宅介護との不均衡167や、ケアマネジメ
ントの形骸化168が特に問題となっており、令和 10 年度(2028 年度)か
ら、確実に利用者負担を導入すべきである。
介護報酬は、利用者の要介護度が進むにつれて報酬が高くなる構造169
だが、利用者のウェルビーイングや給付費抑制の観点からは、本来、要
介護状態からの自立や、要介護度の改善を促進する構造にすべきである。
ケアマネジメントの報酬において、例えば、アウトカム評価に基づく仕
組みを導入するなど、自立・要介護度改善へのインセンティブ付けを検
討すべきである。〔資料Ⅲ-3-7参照〕
③
補足給付の見直し
介護施設に入居する低所得者の食費・居住費を軽減する仕組みである
「補足給付」については、平成 17 年(2005 年)にそれまで介護給付と
166 2割負担導入後の2割負担者、3割負担導入後の3割負担者のいずれにおいても、
「変更な
し・増加」が9割以上となっている(
「平成 29 年度老人保健健康増進等事業」
(厚生労働省)
、
「平成 30 年度老人保健健康増進等事業」
(厚生労働省)
)。
167 住宅型有料老人ホームにおける介護は、実態上、施設介護に近いため、不均衡が特に問題と
なる。
168 住宅型有料老人ホームにおいては、
「同一ホーム内の利用者のケアプランが画一的、限度額い
っぱいまでサービスを設定したプランが多い」といった、特に問題があるケースが確認されて
いる。
169 例えば、ケアマネジメントの労働投入時間は、要支援1に対して要介護5は 1.4 倍だが、基本
報酬は 3.0 倍となっている。
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