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人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営 (53 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20260626/zaiseia20260626.html
出典情報 財政制度等審議会 人口減少と不確実性の時代における国力の強化と財政運営(6/26)《財務省》
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ならない。


医療分野への人材配分及び専門人材の効率的活用

ア)医療分野への理系人材の配分の在り方
医療分野の専門職である医師・歯科医師・薬剤師は、いずれも総数が
増加しており、特に女性の増加が顕著である。また、理系の高等教育を
受ける人材の約3分の1、特に女性については約6割が保健分野の学問
を専攻している。
人口減少が続く中で、特定の業種・分野に人材が偏ることは、他の業
種・分野への専門人材の供給に影響を及ぼしていることが懸念される。
例えば、医学部については、足もとの医学部定員が今後も維持された場
合、令和 32 年(2050 年)には約 85 人に1人(昭和 45 年(1970 年)
における割合の約5倍)が医学部に進学する見込みとされている81。こ
うした状況について、理系分野の高等教育を受ける人材配分の在り方と
して課題がないか、社会経済全体の発展・成長に向け、希少な人材を最
大限に有効活用する観点から検証が加えられるべきである。〔資料Ⅱ-
2-7参照〕
イ)医学部・歯学部・薬学部の定員数の削減
最新の医師需給推計によれば、令和 11 年(2029 年)から令和 14 年
(2032 年)の間で需給が均衡することが見込まれており82、医学部は6
年制であることを踏まえると、現在の定員水準を維持した場合、医師数
が過剰となることは既に確定的であり、医師偏在の是正には着実に取り
組みつつ、医学部定員を計画的に削減していく必要がある。
歯科医師・薬剤師についても、平成 24 年(2012 年)以降、国家試験
の合格者数が平均で定員数の8割程度となっており、既に定員数が過剰
な状況にある。そもそも、今後の人口減少や医療提供の効率化を踏まえ
れば、歯科医師・薬剤師を更に増加させる必要性は乏しいとも考えられ
81 「第2回医師養成課程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会資料」
(厚生労働省(令和6

年(2024 年)2月 26 日)

82 「第9回医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会資料」
(厚生労働省(令和7

年(2025 年)1月 21 日)

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