【○女性の健康総合センターを中心とした女性特有の健康課題への対応の推進】

健康・生活衛生局健康課（内線2396）

令和７年度補正予算案

施策名：女性の健康対策推進事業

18億円

大臣官房厚生科学課（内線2624）

① 施策の目的
⚫ 女性の健康については、若年期、性成熟期、更年期、老年期と、ライフステージにより女性ホルモンの分泌
状態が劇的に変化し、男性とは異なる心身の変化を生じることを踏まえ、生涯にわたりライフステージ毎の特
性に応じた支援が求められる。特に、近年の課題として、社会経済的な観点からも、働き盛りの時期に訪れ
る更年期症状、平均寿命の延伸に伴う老年期の長期化などに対応していく必要がある。
⚫ また、昨年度国立研究開発法人国立成育医療研究センターに開設された「女性の健康総合センター」につい
ては、ライフステージ毎に多面的・包括的な分析を加え、男女の性差を重視し、特性に合った病態の解明・治
療・予防に向けた研究を推進するとともに診療機能の充実を図る必要がある。

② 対策の柱との関係
Ⅰ
1

2

Ⅱ
3

1

2

3

Ⅲ
4

5

1

2

○

③ 施策の概要
⚫ 女性の健康総合センターを中心として、女性の健康支援に関する関係者（医療関係団体、研究班等）と連携し、自治体における相談支援員養
成支援や協議会開催支援等を通じて、自治体が提供する相談事業の充実、および関係機関が連携して適切な受診勧奨を含めた「女性の健
康の支援体制」を構築し、複数地域で展開する。
⚫ 女性の健康総合センターにおいて、国民や医療関係者に向けて、ライフステージごとの女性の健康やプレコンセプションケア及び妊娠中・授
乳中の薬に関する情報等、女性の健康に関する幅広い情報発信を行う。
⚫ 女性の健康や疾患に特化した研究やデータの収集・解析、情報発信等を行う施設の整備を行う。

④ 施策のスキーム図、実施要件（対象、補助率等）等
女性の健康総合センター体制強化事業

女性の健康に関する連携体制構築事業

支援

研究班
委託事業者

委託

連携

•

女性の健康総合
センター等

•

•

相談支援員
養成に係る
資材提供
相談支援員
向け研修の
実施
協議会開催
支援 等

運営費交付金
の交付

医療関係団体等
自治体

厚生労働省

連携

女性の健康総合センター

女性の健康の連携支援体制

連携

協議会

連携
連携

連携

連携
医療機関等
連携

女性の健康に関する
データセンターの構築

厚生労働省

国立成育医療
研究センター

相談･情報提供等

国民
女性のライフコース
と性差を踏まえた基
礎研究・臨床研究の
積極的な推進

薬局、企業等

事業者
※ヘルスケアラボ（HP）

情報収集・発信、
人材育成、政策提言

全国展開を目指す

⑤ 成果イメージ（経済効果、雇用の下支え・創出効果、波及プロセスを含む）

女性の健康や疾
患に特化した診
療機能の充実

女性の体とこころ
のケアなどの支援
等

データ提供･活用等、診療連携
アカデミア・関係学会
成育以外のNC等
創薬に向けた共同開発･治験参加医療機
関の紹介等

製薬企業

女性の健康対策推進事業を進めることにより、社会的損失（労働生産性の損失等）の観点からも、女性の健康の一層の増進を図ることができ
る。

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