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総-1参考1 (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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3. 臨床試験成績

改訂案

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象とした海外第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験
63)
(SRP-9001-101試験)
(海外データ)
63)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした海外第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験
(SRP-9001-101)


試験概要
本試験は、計画時点では2つのコホート
(コホートA、B)
に計12例登録することを予定していましたが、
コホートBに4例が登録

された後に本試験の登録を中止し、
コホートAへの登録は実施しなかったため、以降はコホートBの最終解析のデータをご紹介

します。なお、早期の登録中止は試験実施者の判断によるものであり、安全性の理由によるものではありません。
目的

DMD患者を対象としてエレビジスの安全性を評価する

対象

4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者4例

主な選択基準

● 4歳以上8歳未満の男性患者
● ジストロフィン遺伝子のエクソン18~58において、
フレームシフト変異
(欠失又は重複)
又は未成熟終止コドン変異
を有する患者
● 症候性筋ジストロフィーの徴候がある
―血清中CK値が1,000U/L超かつ
―100m歩行/走行時間が予測時間の80%以下
● スクリーニング前の12週間以上は、経口副腎皮質ステロイドの等価用量が安定しており、試験の最初の1年間は
一定の用量
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
を維持することが予想される患者

主な除外基準

● 心エコーで左室駆出率が40%未満などの心筋症の徴候がある患者
● 臨床的に重要であるとみなされた臨床検査値異常が認められる患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼがULNの3倍超
―総ビリルビンが3.0mg/dL以上
―クレアチニンが1.8mg/dL以上
―ヘモグロビンが8g/dL未満又は18g/dL超
―白血球数が18,500/μL超
● スクリーニング前の6カ月以内に治験薬(副腎皮質ステロイドを除く)又はエクソンスキッピング治療薬を投与
された患者
● 遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
又はCRISPR/Cas9治療を受けた患者
● ELISAにより測定したrAAVrh74又はアデノ随伴ウイルス血清型8
(AAV8)
抗体価が1:400超の患者
―スクリーニング時に評価する抗体価が陽性であった場合、除外前に検査を再度実施してもよい
―乳児と母親が同じ抗体価で陽性であった場合、母親に授乳しないように依頼し、抗体価が12週間以内に1:400
以下に低下した場合は乳児を登録できる

デザイン
方法
主要評価項目

解析計画

84

非盲検ヒト初回投与試験
すべての患者にエレビジス
(スーパーコイル標準qPCR法で測定した2×10 14 vg/kg、直鎖標準qPCR法の1.33×
1014vg/kgに相当)
を単回静脈内投与し、投与後約5年間追跡した
安全性
● すべての解析は記述的なものとした。
● 本試験の患者数及びデザイン
(非盲検)
を考慮し、正式な統計学的検定は実施しなかった。
● 安 全性の解析は、有害事象、臨床検査値、バイタルサイン、体重、身長、心エコー、ECG及び免疫原性のデータを
要約した。
● 最終患者の最終観察日
(試験完了日)
は2023年4月25日であった。