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総-1参考1 (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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改訂案

2. 適正使用のための注意事項

本品の投与が禁忌の承認外のデータが含まれますこと、ご留意ください。
ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、すべての症例が同様な結果を示すわけではありません。

症例2
症例概要
性別

男性

年齢

7歳

特記事項

エクソン8~9の欠失を有する
経過

本品投与1日前
(Day -1)

コルチコステロイド
(ベースライン+1mg/kg/日)
の投与を開始

本品投与20日後
(Day 20)

転倒、補助椅子の使用増加、筋力低下
(投与後2週間は悪心・嘔吐以外の異常なし)

Day 26

発熱、咽頭痛よりA群溶血性レンサ球菌感染症と診断、抗菌薬投与開始

~Day 28

異常な疲労、筋力低下

Day 29

神経学的検査
(筋力テスト)
での懸念から入院
ウイルスパネル:陽性、胸部X線検査、⼼エコー検査、嚥下検査:正常、
トロポニンI:3×ベースライン以内、夜間の酸素飽和度、⼼電図:異常なし

Day 29~33


高用量コルチコステロイド静注
(1g/日)

Day 31~32


免疫グロブリン静注療法
(IVIG)

Day 31~


免疫抑制剤投与開始
(1.5mg1日2回)

Day 35

免疫性筋炎は後遺症
(無力症)
を伴うものの回復と評価、筋力改善、退院

~Day 168

NSAA総スコアがベースラインに回復

Day 362


免疫抑制剤を減量
(1mg1日2回)

Day 397

免疫性筋炎の症状
(痛み、脱力、頻繁な転倒)
が再発、入院

Day 398


免疫抑制剤を増量
(1.5mg1日2回)

Day 400

胸痛、
トロポニンI上昇
(7.77ng/mL)
、左室駆出率低下
(41%)

Day 401


免疫抑制剤を再度増量
(2mg1日2回)

Day 401~405

コルチコステロイド静注※

Day 402

免疫抑制剤※の追加投与を開始

Day 407

症状・血行動態安定、退院

Day 437~

⼼臓MRI検査で左室側壁に沿った心外膜ガドリニウム遅延造影が減少、左室サイズ正常、
左室駆出率56%、
レジメンに降圧薬を追加
コルチコステロイド、免疫抑制剤※、月1回のIVIG※を継続

※:国内承認効能又は効果外

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