よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-1参考1 (78 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

改訂案

一部承認外の用法及び用量又は使用方法が含まれますが、承認時評価資料のため掲載しています。

3. 臨床試験成績

デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象とした海外第Ⅱ相臨床試験
(SRP-9001-102試験)
(海外データ)62)
62)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした海外第Ⅱ相臨床試験
(SRP-9001-102)


試験概要
目的

DMD患者を対象としてエレビジスの安全性及び有効性を評価する

対象

4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者41例
有効性解析対象:パート1 エレビジス群20例、プラセボ群21例
[Intent-to-treat
(ITT)
集団]
安全性解析対象:パート1 エレビジス群20例、プラセボ群21例
パート2 エレビジス群21例、プラセボ群18例

主な選択基準

● スクリーニング時に4歳以上8歳未満の歩行可能な男性患者
● ジストロフィン遺伝子のエクソン18~58において、
フレームシフト変異
(欠失又は重複)
又は未成熟終止コドン変異
を有する患者
● 症候性筋ジストロフィーの徴候がある
―血清中CK値が1,000U/L超かつ
―100m歩行/走行時間が予測時間の95%未満
● スクリーニング前の12週間以上は、経口副腎皮質ステロイドの等価用量が安定しており、本試験のパート1及び
パート2を通じて一定の用量
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
を維持することが予想される患者

主な除外基準

● 心エコーで左室駆出率が40%未満などの心筋症の徴候がある患者
● スクリーニング前の6カ月以内に治験薬
(副腎皮質ステロイドを除く)
又はエクソンスキッピング治療薬を投与された患者
● 遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
又はCRISPR/Cas9治療を受けた患者
● 臨床的に重要であるとみなされた臨床検査値異常が認められる患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼがULNの3倍超
―総ビリルビンが3.0mg/dL以上
―クレアチニンが1.8mg/dL以上
―ヘモグロビンが8g/dL未満又は18g/dL超
―白血球数が18,500/μL超
―血小板数が50,000/μL以下
● ELISAにより測定したrAAVrh74抗体価が1:400超の患者

デザイン

ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
本試験は3パートからなる。
【パート1】エレビジス
(6.29×10 13vg/kg、8.94×10 13vg/kg又は1.33×10 14vg/kg)又はプラセボのいずれかに
1:1の比でランダムに割り付け、投与後48週間追跡した
【パート2】パ ート1でプラセボを投与された患者にエレビジス(1.33×10 14 vg/kg)を、エレビジスを投与された
患者にプラセボを投与し、48週間追跡した
【パート3】エレビジス、プラセボいずれも投与せず、非盲検下で追跡した
最長4年間
パート1
(盲検、48週間)

※3

方法
ランダム化

スクリーニング

4歳以上8歳未満の
歩行可能な
男性DMD患者
N=43

※1

※3
パート2
(盲検、48週間)

エレビジス群
(n=20)
単回静脈内投与※4

プラセボ投与※5

プラセボ群
(n=21)
プラセボ単回投与

エレビジス投与
1.33×1014vg/kg
単回静脈内投与

※2

中間解析
(主要解析)

中間解析

パート3
(非盲検)

最終解析

6. 用法及び用量又は使用方法
(抜粋)
通常、体重10kg以上70kg未満の患者には1.33×10 14ベクターゲノム
(vg)
/kgを、体重70kg以上の患者には9.31×10 15vgを、60分から120分かけて
静脈内に単回投与する。本品の再投与はしないこと。

78