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総-1参考1 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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改訂案

2. 適正使用のための注意事項

(3)注意を要する副作用・不具合とその対策
本品投与前後の検査の実施

本品の投与開始前及び投与後に、以下の検査を実施ください。

本品の投与後、患者さんが他施設でフォローされる場合も同様に検査を実施いただき、患者さんの状態をご確認ください。
本品投与3カ月以降のモニタリング項目及び頻度は、患者さんの状態をご確認の上、適切な診療科医とご相談ください。

検査スケジュール
ベース
ライン※1 2・3日

投与後

1週

2週

3週

4週

以降、3カ月
まで毎週

3カ月 4カ月
4カ月 5カ月 6カ月 9カ月 4カ月
1年

肝臓





















◯ ●

Y-GTP





















◯ ●

アルブミン





















◯ ●

APTT





















◯ ●

PT%/PT-INR





















◯ ●

総ビリルビン/
直接ビリルビン





















◯ ●

血小板数





















◯ ●

CK※2





















◯ ●

アンモニア





















◯ ●

腹部エコー

● ※3

ウイルス検査※4



肝性脳症の有無



小児消化器内科診察



小児循環器内科診察



心筋トロポニンI



心電図



心エコー



心臓MRI





BNP/NT-proBNP



● 必須 ◯ 推奨

心臓

AST、ALT







(投与後1・2・3カ月のみ:1カ月ごとに検査)

ウイルス検査 :HBV-DNA、HCV-RNA、CMV-DNA、EBV-DNAなど







(投与後1・2・3カ月のみ:1カ月ごとに検査)











































※1:心臓に関する検査のベースラインは本品投与前6カ月以内の結果を使用してください。
※2:CK値は肝機能障害に関連した臨床検査値ではありませんが、
DMD患者では筋破壊によりAST・ALTがもともと高値であり、
肝機能障害の判断が困難な場合があり
ます。そのような場合の、肝病態と筋原性酵素逸脱の鑑別にCK値は有用です。CK値の変動パターンやAST・ALTとの乖離は、肝病態の合併を示唆し、適切な評価に
つながります。
※3:ベースラインでは、
適切な診療科医による読影を実施してください。
※4:ベースラインのウイルス検査については、
年齢、
ワクチン接種歴、
血液製剤の投与歴等を考慮し、
各種血清抗原・抗体検査の実施を検討してください。
⇒感染症を合併している患者に関する注意 p12参照
APTT:活性化部分トロンボプラスチン時間、
PT:プロトロンビン時間、
PT-INR:プロトロンビン時間国際標準比、HBV:B型肝炎ウイルス、HCV:C型肝炎ウイルス、
CMV:サイトメガロウイルス、EBV:Epstein-Barrウイルス、BNP:脳性ナトリウム利尿ペプチド、NT-proBNP:N末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド

これらのほか、
各副作用のモニタリングのために推奨される検査は、
重大な副作用のマネジメントのページをご参照ください。
⇒肝機能障害、急性肝不全

14

⇒心筋炎

p37参照

p28、29参照