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総-1参考1 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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改訂案
肝機能障害発現時の臨床検査
定期的な肝機能検査の実施等により、肝機能障害が疑われた場合は、こちらをご参照ください。急激な悪化がみられる

ことがあるため、適切な診療科医と必ずご相談の上、適正な検査頻度を検討してください。
肝機能障害発現時の臨床検査の推奨
有害事象発現後
2回目

有害事象発現後
3回目以降

AST、ALT







γ-GTP







アルブミン







APTT







PT%/PT-INR







総ビリルビン/
直接ビリルビン







血小板数







アンモニア







腹部エコー







CT







ウイルス検査







肝性脳症の有無







小児消化器内科診察







注意を要する副作用・
不具合とその対策

有害事象発現時

● 必須

◯ 推奨

ウイルス検査:HBV-DNA、HCV-RNA、CMV-DNA、EBV-DNAなど

重篤な肝機能障害が発現した場合、肝移植の必要性について検討する上で、下記の劇症肝炎に対する肝移植適応ガイド

ライン
(スコアリングシステム)
を参照し52)、適切な診療科医と連携してください。

劇症肝炎に対する肝移植適応ガイドライン
0点

1点

2点

発症から昏睡Ⅱ度以上の脳症に至るまでの期間

0~5日

6~10日

≧11日

プロトロンビン時間

≧20.1%

5.1~20.0%

≦5.0%

血清総ビリルビン

<10mg/dL

10~15mg/dL

≧15mg/dL

≧0.7

0.5~0.69

<0.5

血小板数

≧10.1×104/μL

5.1~10.0×104/μL

≦5.0×104/μL

肝萎縮

なし

あり

直接ビリルビン/総ビリルビン比

合計スコアが5点以上の場合は
「死亡」
が予測される
52)
より作成

肝機能障害が軽快/回復した後も、投与後1年以内の場合は
「肝機能障害に関連した臨床検査スケジュール」
( p28参照)

に準じて検査を実施してください。投与後1年以降の場合でも、少なくとも6カ月間は3カ月に1回モニタリングを実施して

ください。

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