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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》 |
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改訂案
「警告、禁忌・禁止を含む注意事項等情報」等についてはp94をご参照ください。
3. 臨床試験成績
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
(DMD)
患者を対象としたランダム化二重盲検
17)
プラセボ対照国際共同第Ⅲ相臨床試験
(EMBARK試験パート1)
17)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験
(SRP-9001-301)
]
試験概要
本試験は2パートで構成されており、
パート1においては、
エレビジス又はプラセボのいずれかに登録患者を1:1の比でランダム
に割り付け、投与後52週間追跡しました。パート2では、パート1でプラセボを投与された患者にエレビジスを、エレビジスを
投与された患者にプラセボを盲検下で投与し、投与後52週間追跡しました。本品の承認申請時点においてパート2は実施中
であり、主にパート1における主要解析結果に基づき承認申請を行ったことから、以降はパート1のデータをご紹介します。
目的
DMD患者を対象としてエレビジスの有効性及び安全性を評価する
対象
4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者131例
有効性解析対象
[Modified Intent-to-treat
(mITT)
集団]
:エレビジス群63例
(日本人2例)
、
プラセボ群62例
(日本人2例)
安全性解析対象:エレビジス群63例
(日本人2例)
、プラセボ群62例
(日本人2例)
主な選択基準
● 男子として出生し、
ランダム化時点の年齢が4歳以上8歳未満である歩行可能な患者
● 臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づきスクリーニング前にDMDの診断が確定し
ている患者。遺伝子検査報告書には、
ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられているエクソン18~79
(両端を
含む)
が完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、未成熟終止
(ナンセンス突然変異)
、
正準スプライス部位変異、又はその他病的変異に関する記述が必ず含まれていること。以下の患者は非適格である。
―エクソン1~17
(両端を含む)
に変異のある患者
―インフレーム欠失、
インフレーム重複、及び臨床的意義不明の変異のある患者
―エクソン45に完全に含まれている変異のある患者
● スクリーニング時のNSAAスコアが16超29未満の患者
● スクリーニング時の床上起き上がり時間が5秒未満の患者
● 1日投与量が一定の副腎皮質ステロイドの経口投与をスクリーニング前12週間以上受けており、かつ試験期間中
も同じ用量で投与を継続する予定の患者
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
● ELISAにより測定したrAAVrh74抗体価が1:400未満
(上昇していない)
の患者
主な除外基準
● スクリーニング時の心エコーで左室駆出率が40%未満である、又は心筋症の臨床徴候及び/又は症状がある患者
● Day 1前の4週間以内に症候性の感染
(例:上気道感染、肺炎、腎盂腎炎、髄膜炎)
が認められた患者
● 指定した期間内に以下の治療のいずれかを受けた患者
―時期を問わない:遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
、CRISPR/Cas9又はその他の遺伝子編集
―Day 1前の12週間以内あるいは試験期間中の時期を問わない:ヒト成長因子又はvamorolone※1の使用
―Day 1前6カ月以内あるいは試験期間中の時期を問わない:すべての治験薬、
ジストロフィン発現を増加させる
ことを目的とした治療
● 臨 床的に重要であるとみなされた以下をはじめとする臨床検査値異常(これらに限定されない)が認められる
患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼが正常域上限
(ULN)
の2倍超
―グルタミン酸脱水素酵素が15U/L超
―総ビリルビンがULNを超えている。ジルベール症候群によると思われる増加が確認された場合は除外しない
―白血球数が18,500/μL超
―血小板数が150,000/μL以下
デザイン
ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
エレビジス
(1.33×10 14 vg/kg、単回静脈内投与)又はプラセボのいずれかに1:1の比でランダムに割り付け、
投与後52週間(パート1)追跡した
投与前期間
(最長4週間)
※2
エレビジス群
(n=63)
1.33×1014vg/kg
単回静脈内投与
プラセボ群
(n=62)
プラセボ単回投与
※4
追跡期間
(52週間)
主要解析
4歳以上8歳未満の
歩行可能な
男性DMD患者
N=125
ランダム化
60
スクリーニング
方法
治験製品投与※3
「警告、禁忌・禁止を含む注意事項等情報」等についてはp94をご参照ください。
3. 臨床試験成績
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
(DMD)
患者を対象としたランダム化二重盲検
17)
プラセボ対照国際共同第Ⅲ相臨床試験
(EMBARK試験パート1)
17)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験
(SRP-9001-301)
]
試験概要
本試験は2パートで構成されており、
パート1においては、
エレビジス又はプラセボのいずれかに登録患者を1:1の比でランダム
に割り付け、投与後52週間追跡しました。パート2では、パート1でプラセボを投与された患者にエレビジスを、エレビジスを
投与された患者にプラセボを盲検下で投与し、投与後52週間追跡しました。本品の承認申請時点においてパート2は実施中
であり、主にパート1における主要解析結果に基づき承認申請を行ったことから、以降はパート1のデータをご紹介します。
目的
DMD患者を対象としてエレビジスの有効性及び安全性を評価する
対象
4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者131例
有効性解析対象
[Modified Intent-to-treat
(mITT)
集団]
:エレビジス群63例
(日本人2例)
、
プラセボ群62例
(日本人2例)
安全性解析対象:エレビジス群63例
(日本人2例)
、プラセボ群62例
(日本人2例)
主な選択基準
● 男子として出生し、
ランダム化時点の年齢が4歳以上8歳未満である歩行可能な患者
● 臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づきスクリーニング前にDMDの診断が確定し
ている患者。遺伝子検査報告書には、
ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられているエクソン18~79
(両端を
含む)
が完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、未成熟終止
(ナンセンス突然変異)
、
正準スプライス部位変異、又はその他病的変異に関する記述が必ず含まれていること。以下の患者は非適格である。
―エクソン1~17
(両端を含む)
に変異のある患者
―インフレーム欠失、
インフレーム重複、及び臨床的意義不明の変異のある患者
―エクソン45に完全に含まれている変異のある患者
● スクリーニング時のNSAAスコアが16超29未満の患者
● スクリーニング時の床上起き上がり時間が5秒未満の患者
● 1日投与量が一定の副腎皮質ステロイドの経口投与をスクリーニング前12週間以上受けており、かつ試験期間中
も同じ用量で投与を継続する予定の患者
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
● ELISAにより測定したrAAVrh74抗体価が1:400未満
(上昇していない)
の患者
主な除外基準
● スクリーニング時の心エコーで左室駆出率が40%未満である、又は心筋症の臨床徴候及び/又は症状がある患者
● Day 1前の4週間以内に症候性の感染
(例:上気道感染、肺炎、腎盂腎炎、髄膜炎)
が認められた患者
● 指定した期間内に以下の治療のいずれかを受けた患者
―時期を問わない:遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
、CRISPR/Cas9又はその他の遺伝子編集
―Day 1前の12週間以内あるいは試験期間中の時期を問わない:ヒト成長因子又はvamorolone※1の使用
―Day 1前6カ月以内あるいは試験期間中の時期を問わない:すべての治験薬、
ジストロフィン発現を増加させる
ことを目的とした治療
● 臨 床的に重要であるとみなされた以下をはじめとする臨床検査値異常(これらに限定されない)が認められる
患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼが正常域上限
(ULN)
の2倍超
―グルタミン酸脱水素酵素が15U/L超
―総ビリルビンがULNを超えている。ジルベール症候群によると思われる増加が確認された場合は除外しない
―白血球数が18,500/μL超
―血小板数が150,000/μL以下
デザイン
ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
エレビジス
(1.33×10 14 vg/kg、単回静脈内投与)又はプラセボのいずれかに1:1の比でランダムに割り付け、
投与後52週間(パート1)追跡した
投与前期間
(最長4週間)
※2
エレビジス群
(n=63)
1.33×1014vg/kg
単回静脈内投与
プラセボ群
(n=62)
プラセボ単回投与
※4
追跡期間
(52週間)
主要解析
4歳以上8歳未満の
歩行可能な
男性DMD患者
N=125
ランダム化
60
スクリーニング
方法
治験製品投与※3