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総-1参考1 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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改訂案
ご紹介する症例は臨床症例の一部を紹介したもので、すべての症例が同様な結果を示すわけではありません。
重篤な心筋炎を発現した2例の経過 17)20)
症例1
症例概要
性別

男性

年齢

11歳

特記事項

登録の約1年前に心筋症
(遅延造影)
の既往あり
(ベースラインLVEF:60.3%)
経過
重度の嘔吐のため入院、2種の5-HT3受容体拮抗薬投与※

Day 4

重篤な心筋炎が発現

Day 6

トロポニンI:40,000pg/mL超
(ULN:58pg/mL)
CK:7,286U/L
(ベースライン:11,263U/L)
CK-MB分画
(心筋由来)
:167ng/mL
(ULN:10.4ng/mL)
徐脈、心電図で非特異的なT波の平坦化

Day 6~8

ステロイドパルス療法※を実施

Day 8

心臓MRIで広範な遅延造影
(主に側壁)

Day 9

トロポニンI:11,280pg/mL

Day 12

トロポニンI改善、心電図、心エコー図安定のため退院
心筋炎は後遺症を伴うものの回復と判断

退院約4カ月後

心エコー所見が心筋炎以前の状態に戻ったと判断

注意を要する副作用・
不具合とその対策

本品投与3日後
(Day 3)

経過
5-HT3受容体
拮抗薬2種※

ステロイドパルス療法※

Day 8:
Day 9:
心臓MRIで広範 トロポニンI
な遅延造影
11,280pg/mL
Day 6:
トロポニンI 40,000pg/mL超
CK 7,286U/L、CK-MB分画167ng/mL
徐脈、心電図で非特異的なT波の平坦化

ベースライン: Day 3:
Day 4:
LVEF 60.3%
入院
重篤な
CK 11,263U/L (重度の嘔吐)心筋炎

Day 12:
退院約4カ月後:
退院(トロポニンⅠ改善、 心エコー所見が心筋炎
心電図/心エコー安定) 以前の状態に戻ったと
判断

トロポニンI増加及び心臓MRIで遅延造影の増強が認められたことから、明らかな心筋炎であると判断された。
Brighton基準によると54)、
※:国内承認効能又は効果外

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