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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》 |
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改訂案
一部承認外の効能、効果又は性能が含まれますが、承認時評価資料のため掲載しています。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象とした海外第Ⅰb相臨床試験
18)
(ENDEAVOR試験)
(海外データ)
18)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした海外第Ⅰb相臨床試験
(SRP-9001-103)
]
試験概要
本試験は複数のコホートで構成されており、
また、最長31日間の投与前期間、投与後12週間の追跡期間
(パート1)
及びその後
248週間の追跡期間
(パート2)
で構成されました。本品の承認申請時点において実施中であり、
データカットオフ日
(2023年7月
24日)
時点までの解析結果に基づき承認申請を行ったことから、以降はコホート1~5のデータをご紹介します。
目的
対象
DMD患者を対象としてエレビジスの有効性、ベクター排出、免疫原性及び安全性を評価する
コホート1:4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者20例
コホート2:8歳以上18歳未満の歩行可能な男性DMD患者7例
コホート3:年齢制限なしの歩行不能な男性DMD患者6例
コホート4:3歳以上4歳未満の歩行可能な男性DMD患者7例
コホート5a:4歳以上9歳未満の歩行可能な男性DMD患者6例
コホート5b:年齢制限なしの歩行不能な男性DMD患者2例
有効性解析対象:コホート1及び4の27例
[Full Analysis Set
(FAS)
集団]
安全性解析対象:コホート1~5の48例
主な選択基準
● コホート1:スクリーニング時に4歳以上8歳未満で、歩行可能であり、NSAA総スコアが17超26以下の男性患者
● コホート2:スクリーニング時に8歳以上18歳未満で、歩行可能であり、NSAA総スコアが15以上26以下の男性患者
● コホート3及びコホート5b:スクリーニング時に9カ月以上歩行不能、NSAA歩行スコアが0、10m歩行/走行が不
能であり、上肢の機能を評価するPULのentry itemスコアが2以上の男性患者。歩行が不能となった時点は、患
者又は介護者により報告された持続的な車椅子の使用開始時の年齢
(及び最も近い月)
と定義する。
● コホート4:スクリーニング時に3歳以上4歳未満で、歩行可能な男性患者
歩行可能であり、
床上起き上がり時間が7秒以下である男性患者
● コホート5a:スクリーニング時に4歳以上9歳未満で、
● コホート1~4:臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づき、スクリーニング前に
DMDの診断が確定している患者。遺伝子検査報告書には、ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられて
いるエクソン18~79
(両端を含む)
が完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、
未成熟終止
(ナンセンス変異)
、正準スプライス部位変異、又はその他病的変異に関する記述が含まれている。
―エクソン1~17
(両端を含む)
に変異のある患者は不適格である。
● コホート5:臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づき、スクリーニング前にDMD
の診断が確定している患者。遺伝子検査報告書には、
ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられているエク
ソン1~17
(両端を含む)
が部分的又は完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、
未成熟終止
(ナンセンス変異)
、
正準スプライス部位変異、
又はその他病的変異に関する記述が含まれている。
―エクソン9~13が完全に含まれる欠失のある患者は不適格である。
● コホート1〜3:スクリーニング前の12週間以上は、経口副腎皮質ステロイドの週ごとの等価用量が安定しており、
本試験の最初の1年間は一定の用量
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
を維持することが予想される患者
● コホート4:DMDの治療のためにステロイドの長期投与がまだ必要ではないと治験責任医師が判断し、スクリー
ニング時にステロイドを投与していない患者
● ELISAにより測定したrAAVrh74の抗体価が1:400以下
(上昇していない)
の患者
主な除外基準
臨床試験
成績
注)
治験実施計画書第5版より前は、
エクソン1~17
(両端を含む)
の変異を有する患者をコホート1~4では適格とした。
治験実施計画書第5版に従って登録されたコホート2の1例を除き、コホート1~3の患者は前述の変異が適格で
あった治験実施計画書第5版より前に登録された。コホート4の7例はすべて前述の変異が不適格であった治験
実施計画書第5版に基づいて登録された。
● コホート1~5:スクリーニング時の心エコー検査において左室駆出率が40%未満、又は心筋症の徴候及び/又は
症状がみられる患者
● コホート2、
3及び5b:スクリーニング時の努力性肺活量が予測値の50%未満、
及び/又は夜間換気補助が必要な患者
● コホート1及び4:指定した期間内に以下の治療のいずれかを受けた患者
―時期を問わない:遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
、CRISPR/Cas9又はその他の遺伝子編集
―Day 1前の12週間以内:ヒト成長因子又はvamorolone※1の使用
―Day 1前6カ月以内:すべての治験薬、
ジストロフィン発現を増加させることを目的とした治療
● コホート1及び4:臨床的に重要であるとみなされた以下をはじめとする臨床検査値異常
(これらに限定されない)
が認められる患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼがULNの2倍超
―総ビリルビンがULNを超えている。ジルベール症候群によると思われる増加が確認された場合は除外しない
―白血球数が18,500/μL超
―血小板数が150,000/μL以下
4. 効能、効果又は性能
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
ただし、以下のいずれも満たす場合に限る
・ 抗AAVrh74抗体が陰性の患者
・ 歩行可能な患者
・ 3歳以上8歳未満の患者
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一部承認外の効能、効果又は性能が含まれますが、承認時評価資料のため掲載しています。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者を対象とした海外第Ⅰb相臨床試験
18)
(ENDEAVOR試験)
(海外データ)
18)
承認時評価資料
[DMD患者を対象とした海外第Ⅰb相臨床試験
(SRP-9001-103)
]
試験概要
本試験は複数のコホートで構成されており、
また、最長31日間の投与前期間、投与後12週間の追跡期間
(パート1)
及びその後
248週間の追跡期間
(パート2)
で構成されました。本品の承認申請時点において実施中であり、
データカットオフ日
(2023年7月
24日)
時点までの解析結果に基づき承認申請を行ったことから、以降はコホート1~5のデータをご紹介します。
目的
対象
DMD患者を対象としてエレビジスの有効性、ベクター排出、免疫原性及び安全性を評価する
コホート1:4歳以上8歳未満の歩行可能な男性DMD患者20例
コホート2:8歳以上18歳未満の歩行可能な男性DMD患者7例
コホート3:年齢制限なしの歩行不能な男性DMD患者6例
コホート4:3歳以上4歳未満の歩行可能な男性DMD患者7例
コホート5a:4歳以上9歳未満の歩行可能な男性DMD患者6例
コホート5b:年齢制限なしの歩行不能な男性DMD患者2例
有効性解析対象:コホート1及び4の27例
[Full Analysis Set
(FAS)
集団]
安全性解析対象:コホート1~5の48例
主な選択基準
● コホート1:スクリーニング時に4歳以上8歳未満で、歩行可能であり、NSAA総スコアが17超26以下の男性患者
● コホート2:スクリーニング時に8歳以上18歳未満で、歩行可能であり、NSAA総スコアが15以上26以下の男性患者
● コホート3及びコホート5b:スクリーニング時に9カ月以上歩行不能、NSAA歩行スコアが0、10m歩行/走行が不
能であり、上肢の機能を評価するPULのentry itemスコアが2以上の男性患者。歩行が不能となった時点は、患
者又は介護者により報告された持続的な車椅子の使用開始時の年齢
(及び最も近い月)
と定義する。
● コホート4:スクリーニング時に3歳以上4歳未満で、歩行可能な男性患者
歩行可能であり、
床上起き上がり時間が7秒以下である男性患者
● コホート5a:スクリーニング時に4歳以上9歳未満で、
● コホート1~4:臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づき、スクリーニング前に
DMDの診断が確定している患者。遺伝子検査報告書には、ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられて
いるエクソン18~79
(両端を含む)
が完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、
未成熟終止
(ナンセンス変異)
、正準スプライス部位変異、又はその他病的変異に関する記述が含まれている。
―エクソン1~17
(両端を含む)
に変異のある患者は不適格である。
● コホート5:臨床所見及び臨床遺伝子診断検査による事前の確認検査の記録に基づき、スクリーニング前にDMD
の診断が確定している患者。遺伝子検査報告書には、
ジストロフィン蛋白質の欠損をもたらすと考えられているエク
ソン1~17
(両端を含む)
が部分的又は完全に含まれているDMD遺伝子におけるフレームシフトの欠失又は重複、
未成熟終止
(ナンセンス変異)
、
正準スプライス部位変異、
又はその他病的変異に関する記述が含まれている。
―エクソン9~13が完全に含まれる欠失のある患者は不適格である。
● コホート1〜3:スクリーニング前の12週間以上は、経口副腎皮質ステロイドの週ごとの等価用量が安定しており、
本試験の最初の1年間は一定の用量
(体重変化に対応するための用量変更を除く)
を維持することが予想される患者
● コホート4:DMDの治療のためにステロイドの長期投与がまだ必要ではないと治験責任医師が判断し、スクリー
ニング時にステロイドを投与していない患者
● ELISAにより測定したrAAVrh74の抗体価が1:400以下
(上昇していない)
の患者
主な除外基準
臨床試験
成績
注)
治験実施計画書第5版より前は、
エクソン1~17
(両端を含む)
の変異を有する患者をコホート1~4では適格とした。
治験実施計画書第5版に従って登録されたコホート2の1例を除き、コホート1~3の患者は前述の変異が適格で
あった治験実施計画書第5版より前に登録された。コホート4の7例はすべて前述の変異が不適格であった治験
実施計画書第5版に基づいて登録された。
● コホート1~5:スクリーニング時の心エコー検査において左室駆出率が40%未満、又は心筋症の徴候及び/又は
症状がみられる患者
● コホート2、
3及び5b:スクリーニング時の努力性肺活量が予測値の50%未満、
及び/又は夜間換気補助が必要な患者
● コホート1及び4:指定した期間内に以下の治療のいずれかを受けた患者
―時期を問わない:遺伝子治療、細胞療法
(例:幹細胞移植)
、CRISPR/Cas9又はその他の遺伝子編集
―Day 1前の12週間以内:ヒト成長因子又はvamorolone※1の使用
―Day 1前6カ月以内:すべての治験薬、
ジストロフィン発現を増加させることを目的とした治療
● コホート1及び4:臨床的に重要であるとみなされた以下をはじめとする臨床検査値異常
(これらに限定されない)
が認められる患者
―γ-グルタミルトランスフェラーゼがULNの2倍超
―総ビリルビンがULNを超えている。ジルベール症候群によると思われる増加が確認された場合は除外しない
―白血球数が18,500/μL超
―血小板数が150,000/μL以下
4. 効能、効果又は性能
デュシェンヌ型筋ジストロフィー
ただし、以下のいずれも満たす場合に限る
・ 抗AAVrh74抗体が陰性の患者
・ 歩行可能な患者
・ 3歳以上8歳未満の患者
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