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総-1参考1 (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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改訂案
主要評価項目

【安全性】
● TEAEの発現率
● 重篤な有害事象 など
【有効性】
● ウェスタンブロット法で測定したマイクロジストロフィン発現のベースラインからWeek 12までの変化量
(パート1)
(検証的な解析項目)
● NSAA総スコアのベースラインからWeek 48までの変化量
(パート1)
(検証的な解析項目)

副次評価項目

● 100m歩行/走行時間のベースラインからWeek 48までの変化量
(パート1)
● 4段階段昇り時間のベースラインからWeek 48までの変化量
(パート1)
● 床上起き上がり時間のベースラインからWeek 48までの変化量
(パート1)
● 10m歩行/走行時間のベースラインからWeek 48までの変化量
(パート1) など

解析計画

臨床試験
成績

● パート1のデータカットオフ日は2021年1月19日、パート2のデータカットオフ日は2021年12月14日、試験完了日
は2023年8月16日
(最終患者の最終来院日、2023年9月29日まで追加の安全性情報を収集)
であった。
● ITT集団は、パート1で治験製品を投与されたすべてのランダム化された患者と定義し、ランダムに割り付けられた
投与群に従った。ITT集団はパート1の評価項目における主要な解析集団とした。
● 本試験の症例数は、有効性の主要評価項目であるNSAA総スコアのベースラインからWeek 48までの変化量に
基づき、有意水準両側0.05、検出力約80%~90%で設定した。
● 生 物学的な有効性の主要評価項目であるウェスタンブロット法で測定したマイクロジストロフィン発現のベース
ラインからWeek 12までの変化量においては、
ウェスタンブロット法で測定したマイクロジストロフィン発現
(対照に
対する割合)
を投与群別及び来院時別に記述的に要約した。評価可能な(すなわち欠測ではない)ベースライン
及びベースライン以降の筋生検データを有する患者のみを解析に含める。2標本Welch t検定統計量を用いた
再ランダム化検定に基づき、プラセボ群に対するエレビジス群の優越性を検証した。検定統計量の算出には、各群
について個別に推定した分散を用いた。
● 機能に関する有効性の主要評価項目であるNSAA総スコアのベースラインからWeek 48までの変化量において
は、ベースライン値、ベースライン以降の値、及びベースラインからの変化量の記述統計量を投与群別及び来院時
別に示した。制限付き最尤法に基づくMMRMを用いてプラセボ群に対するエレビジス群の優越性を検証した。
被験者内分散共分散誤差をモデル化するため、無構造分散共分散構造を用いた。MMRM解析に基づき、各投与群
の変化量の調整済み平均値と群間差を標準誤差と95%信頼区間とともに来院時ごとに示した。
● 本 試験では2つの主要評価項目を設定したため、各主要評価項目は全体の第1種の過誤を両側0.05に制御する
多重性を調整した検定手順に基づいて統計学的有意性について検定した。最初に、両側有意水準0.05を分割し、
0.01を生物学的な主要評価項目に、0.04を機能に関する主要評価項目に割り付けた。主要評価項目のいずれかが
有 意であった場合、第1種の過誤をもう1つの主要評価項目の検定
有効性評価項目の検定の順序
に再利用することとし、両方の主要評価項目が有意であると検定
(ゲートキーピング法)
された場合、ゲートキーピング法により両側有意水準0.05が繰り越
され、右図の事前に規定した順序で逐次的に検定した。いずれかの
ウェスタンブロット法で測定した
検定が統計学的に有意でなかった場合、有意水準を使い切ったとし
マイクロジストロフィン発現(検証的な解析項目)
α=0.01
て、多重検定手順はその評価項目で終了し、多重検定手順の下位の
統計学的に有意
統計学的に有意でない
評価項目は検定しないこととした。
● 安全性の解析は、各パートの解析時点で行った。
【パート1】安 全性解析対象集団は、パート1で治験製品を投与された
NSAA総スコア
NSAA総スコア
すべての患者と定義し、実際に受けた投与に基づいて投与群
α=0.05
α=0.04
を規定した。安全性解析対象集団を安全性評価の主要な解析
100m歩行/走行時間
100m歩行/走行時間
対象集団とした。安全性の解析は、有害事象、臨床検査値、
α=0.05
α=0.04
バイタルサイン、体重、身長、心エコー、ECG及び免疫原性の
4段階段昇り時間
4段階段昇り時間
データを要約した。
α=0.05
α=0.04
【パート2】安全性解析対象集団は、パート1又はパート2で治験製品を投
与されたすべての患者と定義し、パート1又はパート2で実際
床上起き上がり時間
床上起き上がり時間
に受けた投与に基づいて投与群を規定した。安全性解析対
α=0.05
α=0.04
象集団を安全性評価の主要な解析対象集団とした。安全性
10m歩行/走行時間
10m歩行/走行時間
の解析は、パート1と同項目のデータを要約した。
α=0.05
α=0.04
【パート3】
パート2及びパート3を併合し、エレビジス投与後の安全性の
結果を示した。

※1:層別化因子
・ベースラインの年齢
(4~5歳、6~7歳)
※2:2例の患者が投与前に同意撤回した
※3:パート1、パート2の追跡期間中の評価
・来院:Week 1・2・4・6・8・10・12・24・36・48
・機能評価:Week 4・8・12・24・36・48
・生検:Week 12
※4:パート1のエレビジス投与量
・6.29×1013vg/kg
(6例)
・8.94×1013vg/kg
(6例)
・1.33×1014vg/kg(8例)
2つの方法を用いて用量を定量した。当初スーパーコイル標準qPCR法を用いて定量していたが、過大評価することが分かったため、直鎖標準qPCR法に
変更した。スーパーコイル標準qPCR法で定量されたロットは、事後的に直鎖標準qPCR法で再度測定した。
※5:パート1でエレビジスを投与された2例はパート1を完了したが、パート2ではプラセボを投与されなかった。

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