令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (82 ページ)
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出典情報 | 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》 |
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■児童相談所にリスクの⾼さが伝わらない
児童相談所への伝わりにくさ
■児童相談所に時間外の対応をしてもらえない
基本的に時間外は児相が来ない。そのため、⼀時保護にならなかった。⺟の異質さ、⽗の超多忙さにより、
むしろ加害側の⺟を付き添いさせなければならなかった⼩児科としての事情。この後、⺟からクレームの電話
が相次ぎ、ストレスに感じた
■児童相談所の介⼊で医療⾏為が可能になるのかわからなかった
児童相談所により、強制⼒が働き、治療が⾏えるのか明確な対応が不明で苦慮した
<⽀援のための「資源」に関すること>
■⼀時保護できる施設がなかった
気管切開が必要であったが、動ける児童のため、⼀時保護の必要性を感じながらも保護できる施設がない
■⽀援する⼿段がなかった
訪問看護や地域との関わりのない家庭であり、協⼒を図るも、⽀援する⼿段がなくなってしまった
<特に問題はない>
特にない
児童相談所とは⽐較的連絡がとれているのでいまのところ問題はない
連携や対応が⽐較的スムーズにできたケースだった
(5) Q14.こどもに適切な医療をより迅速に⾏うためにあればよかったこと、必要なこと、課題
より迅速にこどもに適切な医療を⾏うために、あればよかったことや必要だと思うこと、課題等について聞いたと
ころ、以下の回答があった。
<あればよかったと思うこと、必要だと思うこと>
■児童相談所との密な連携・認識の共有
早期の児童相談所との⾒解の相違の解消
児童相談所に医療⾏為を⾏わないことのリスクを理解してほしい
児童相談所職員との連絡は、メールや電話ではなく、カンファレンスという形で、対⾯で協議を⾏う⽅がお互
いの誤解を防げると感じた
曜⽇時間にかかわらず、児童相談所へ連絡した後の迅速な対応
医療ネグレクト専⾨チームによる治療導⼊および児童相談所などとの対応があれば良いと感じた
■指針やガイドライン
ステロイド使⽤拒否に関するガイドラインのようなものがあれば良い
国の指針や医療同意が得られない場合の具体的なアクションを⽰していただきたい
医療ネグレクトの判断例が提⽰されていると参考にできる
■医療機関間の情報共有
不適切養育に関する医療間の情報共有がスムーズだと良い。情報の扱い⽅について、関係者間での情報
共有⽅法
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