令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (46 ページ)
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出典情報 | 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》 |
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(1) 問 2-1.マニュアル等に定める⼿続き
虐待が疑われるケースについて、児童相談所に通告(相談または情報提供も含む)するかの決定⽅法に
ついて、マニュアル等に定める⼿続としては、「病院内⼦ども虐待対応組織(CPT)で判断している」が
86.4%(76 件)、「診察した診療科として判断している」が 27.3%(24 件)、「診察した医師の判断によ
る」が 22.7%(20 件)であった。
図表 3-5 マニュアル等に定める手続き(n=88)(複数回答)
0%
20%
40%
60%
80%
病院内⼦ども虐待対応組織(CPT)で判断している
86.4%
診察した診療科として判断している
27.3%
診察した医師の判断による
その他
特に決まった⼿続等はない
100%
22.7%
5.7%
1.1%
【その他内容】
児童虐待対応委員会で協議、判断している
CPT、診察した診療科、診察した医師の判断を含め、疑いのある場合は通告する⽅針
院内関係職員で協議し判断している
精神科医の意⾒による
(2) 問 2-2.緊急時の⼿続き
虐待が疑われるケースについて、児童相談所に通告(相談または情報提供も含む)するかの決定⽅法に
ついて、緊急時の⼿続きとしては、以下の回答があった。
■CPT で判断を⾏う
CPT で判断する。休⽇は⼩児科当直から CPT へ連絡する
CPT で判断する。院内マニュアルにて緊急度に応じた対応をまとめている
■CPT の少⼈数で判断を⾏う
CPT のコアメンバーで判断する
CPT のコアメンバーが必要を感じた際に通告する
緊急会議を CPT(CPT メンバー2 ⼈)で実施する
緊急 CPT 会議は CPT メンバーの医師 1 名と師⻑クラスの看護師 1 名で開催できる体制をとっている
緊急時に可及的速やかに対応するため、本院の CPT である「児童安全対策委員会」の下に、児童安全
対策を担当する、ゼネラルリスクマネジャー、⼩児科医師、事務担当職員などから構成する「児童安全対策
チーム」を担当医師の判断により組織できることとしており、対応にあたることとしている
緊急時は CPT ⻑に連絡したうえで、担当医が直接児童相談所に連絡することがある
夜間、休⽇については⼩児科医と CPT 担当⼩児科医で判断の上、児童相談所へ通告を⾏っている
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