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令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (69 ページ)

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出典情報 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》
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関係医療機関と児童相談所との細やかな連携が望ましいが、情報共有に際し、個⼈情報保護を理由に
児童相談所から拒まれることがある
虐待が疑われる児童やその保護者に関する情報提供については法的に求められていることは分かっていても、
実際にどこまで情報共有するか判断に迷うことがある

■うまく連携ができている





私⽴病院と児童相談所の連携はとてもよくできていて課題はない。お互いに気軽に話し合える関係ができて
いる
当院は困っていることがない。いつもありがとうございます
医療職に対しても、保護者に対しても、丁寧に対応して下さっていると思う
⼗分対応いただいている

■その他



通告などで迷う際、相談にのっていただきたい
⼀時保護に伴う措置⼊院のケースにおいて、退院後のケアは病院で⾏うことができない。退院時の引継ぎが
課題だと考える

<虐待対応に関する医療機関のかかわりに関すること>
■⼀時保護の要否について医療機関が協議に参加する仕組みづくり


⼀時保護に⾄った症例の情報共有、⼀時保護解除が妥当かどうかを判断する会議へ医療機関も参画す
るための仕組み作り

■死亡事例検証への医師の参加


死亡事例検証へ臨床医が参加できる体制・体系化

■医療機関側の負担の⼤きさ




児の安全のために、院内で⼀時保護される場合(⼊院中等)、他の患者への診療の妨げにならないよう、
他の患者にも児と同様に安全配慮が必要である。そのために院内スタッフは通常業務を超えて対応している
点を理解いただきたい
虐待対応については⾏政措置として対応するものであるが、その⼤部分を⾏政機関の代替機能として病院
が時間と労⼒・コストをかけて担っている

<その他>
 医療的ケア児の⼀時保護後の⾏き先がなく、病院にいる期間が⻑期化する
 当院 CPT の対応⽅法(運⽤⼿順)について最寄りの児童相談所より指摘を受けることがあった。児童虐
待防⽌法を根拠に通告を実施しているが、指摘を受けることで児童相談所との連携のしづらさを感じ、今後
の課題にも感じた

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