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令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (62 ページ)

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出典情報 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》
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(3) 問 10.医師以外でこどもへの説明等を⾏っている専⾨職
医療⾏為について納得を得るために担当医師以外でこどもへの説明等を⾏っている専⾨職について聞いたと
ころ、「看護師」が 44.4%(16 件)、「医療ソーシャルワーカー」が 16.7%(6 件)、「保育⼠」が 13.9%
(5 件)であった。なお、その他として「⼦ども療養⽀援⼠」という回答があった。
※選択肢「その他」の回答が多かったため⾃由記述回答を含め再分類
図表 3-17 医師以外でこどもへの説明等を行っている専門職(n=36)(複数回答)
0%

20%

医療ソーシャルワーカー

60%

80%

100%

16.7%

保育⼠

13.9%

看護師

44.4%

⼼理⼠(公認⼼理師、臨床⼼理⼠)

11.1%

チャイルドライフスペシャリスト

11.1%

その他

40%

2.8%

特にいない

11.1%

無回答

16.7%

(4) 問 11.こどもに対するインフォームド・アセントを⾏う際に⼯夫していること、苦慮していること
こどもに対するインフォームド・アセントを⾏う際に、⼯夫していることや苦慮していることについて聞いたところ、
以下の回答があった。
<⼯夫していること>
■こどもに寄り添った説明、発達状態に合わせた説明





こどもに寄り添った、丁寧で分かりやすい説明を⾏う
こどもの認知発達状況をアセスメントし、こどもにどのように伝えれば理解できるのか検討する
⼿術予定のお⼦さんにはプレパレーションをしている
年齢、発達を考慮して多職種で相談し、必ず保護者にもこどもに対するインフォームド・アセントを⾏うことを
説明した上で実施している

■視覚的な資料を活⽤







⼈形を⽤いたプレパレーションなど、年齢に応じた理解を促すようにしている
発達段階に応じて説明すること(⼈形、紙芝居、模型等の使⽤)
絵や動画を⽤いた説明・プレパレーションを⾏う
スタッフが作成した絵本などをツールとして使⽤している。年齢だけではなく、発達に合わせた説明の仕⽅を考
える必要があり、苦慮している
年齢に合わせて児への説明も⾏うようにしている。疾患によってはアセント⽤の⽂書を作成している
こどもの発達に合わせてイラストや写真、模型を使う(ツールを製作することもある)。発達特性に合わせた
説明を⾏うことも重要だが、マンパワーや時間の問題もある
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