令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (68 ページ)
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出典情報 | 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》 |
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今回のような案件ではまだ関わったことがなく、児童相談所がどのように判断されるかは不明である。その状況
では判断が難しいため、全国の児童相談所で基準を決めて対応していただきたいと思う。⼀般論としては児
童相談員には警察官のような捜査権を持たせ、保護などをしても守られる職権に変えていく必要もあると思
う
各児童相談所、各職員によって対応の線引きが異なる為、児童相談所の権限が不明瞭に感じる時がある
担当者によって温度差があること
⼦ども家庭センターの対応に地域差がある
児童相談所が難しいケースの⽅々を扱われていることは感じている。当地域特有かもしれないが、児童相談
所の⽅で相談しづらい担当者に複数出会ってきた(無責任・話を取り合わない)。もちろん相談ができる⼈
もいる。いつも違う担当者と話をするため、何年くらいその仕事をされているのかと思うことがある。そのため、保
健師さんと情報共有している
担当者によって対応が異なる点
各児童相談所や⾃治体、個⼈レベルでの対応に差が⽣じる
<児童相談所と医療機関との連携に関すること>
■緊急時の連携の強化、密な連携が必要
より充実した連携
ケース会議等、もっと密に連携する
会議件数も更に増やす必要がある
情報共有が不⼗分なままで、児童相談所のみの判断で⽅針が決まってしまうことがあるため、医療機関等と
の機関間の連携強化が必要
児童相談所の⽅は医療に精通されているわけではないため、配慮しながら医師との情報共有をしっかり⾏う
必要がある
その医療の必要性の⾼さや、⾏わない場合の不利益、緊急性の⾼さなど、児童相談所に介⼊を依頼する
根拠を明確にして対象者と児童相談所に伝えるスキルが必要である。また、受け⼿側である児童相談所も
同様である
通告にあたり関係者が共通認識を持つことができるよう通告意⾒書の作成も必要である
■顔の⾒える関係作りが必要
お互いに顔の⾒える関係にはなっていない
⽇頃から「顔の⾒える連携」のように、お互い相談しやすい関係作りが必要だと感じている。また、児童相談
所の法律的な課題も情報共有することで医療機関も勉強になる
⽇頃から顔が⾒える関係性が必要。担当が数年毎に変わる
年数件のやり取りのため、地区担当者の変更があり顔の⾒える関係になりづらい
■通告後の経過の共有がない
通告、⼀時保護後の処遇の報告がある場合とない場合がある
保護をした後の経過の情報共有が適宜できていない
児童相談所から医療機関に対するフィードバックがない
通告後のフィードバックが乏しく、保護された後の⽅針について病院が把握できていない
連携後の状況について共有いただけないことが多く、今後の対応に繋げることが難しいと課題に感じる
情報のフィードバックが不⾜している
対応頂いた個別ケースの振り返りや、課題を定期的に⾏い、CPT と児童相談所間でのフィードバックなどを
⾏う場が必要と考える
⼀時保護後の児童相談所からの状況説明が密に⾏われていない
■個⼈情報保護の観点から情報共有が難しい
⼀時保護中にもともと定期受診をしている医療機関と情報共有することは⼤事だと思われるが、個⼈情報
保護による理由で情報共有がなされていない。これでは児童相談所としてこどもを守ることができないのでは
ないかと思う。頑張るほど溝が深まるばかりである
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