令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (63 ページ)
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出典情報 | 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》 |
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視覚的な資料の使⽤
■何度も伝える、時間をかける
反復して伝える
理解できるような媒体の使⽤や、くりかえし説明を⾏う
時間をかけて⾏う。外来で⾏う場合は予約枠を別に設ける
■多職種で説明する
説明に多職種で介⼊する
医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・相談員との院内連携
主治医からの説明の後に、主治医退席後に看護スタッフが受け⽌めを確認している
外来においては、看護師がこどもに可能な限り声かけを⾏うよう努めている
■他機関の協⼒を得る
こどもが⼩さいと⾃⼰管理ができず、親が補うべきところができない場合には、管理不良、体調悪化となる。
保育所や訪問看護へ依頼するなど他の⽅法も検討する必要があるが、それも拒否される等がある
■こどもが知りたいことを丁寧に検討する
こどもが何を知りたくて何を知りたくないのかを⼗分に検討する
⼤⼈が伝えたいこととこどもが知りたいことのギャップがあるときにどこまでどう伝えるかが課題。また、理解度の
確認も難しさがある。個別ケースを⼤切にしている
■こどもの安全・安⼼を第⼀に考えていることを伝える
医療機関が、こども⾃⾝の安全・安⼼を第⼀に考えていることを伝える
■こどもの前で保護者を批判しない
こどもの前で保護者を批判しない
■親⼦それぞれへの対応を検討
親と⼦に対する、それぞれへのアプローチを考慮する
<苦慮していること>
■こどもへの説明⽅法が難しい
こども本⼈にどのように説明するか
こどもの発達状態にあわせて、保護者とも相談しながら内容を調整している。発達障害の児への説明が難し
い(何をどこまで説明するか)
⼩学⽣〜中学⽣未満へのアセントを取るための資材や環境の整備が必要と感じている
■病名等を開⽰できない場合の説明が難しい
こどもに対して病状や病名の開⽰ができない場合、説明に苦慮する
■保護者がこどもへの説明を望まない
家族が⼗分な児への説明を望まない時
家族の同意が必要なときに、家族がこどもへの説明を拒否する場合は、こどもへの説明内容に難しさを感じ
る
■保護者への対応が困難
親への対応
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