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令和7年3月 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトに関する調査研究 報告書 (75 ページ)

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出典情報 保護者の思想信条等に起因する医療ネグレクトへの対応について(8/7)《こども家庭庁》
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ア. 児童相談所への通告から⼀時保護決定の連絡までに要した時間
Q6 で「⼀時保護」を⾏ったと回答した医療機関に、児童相談所への通告から⼀時保護決定の連絡までに
要した時間を聞いたところ、2件の回答があり、「1時間」と「24 時間」であった1件ずつあった。
なお、「1時間」と回答のあった事例は、「児童相談所から診察の要望があった事例であり、1時間はほぼ診
察に要した時間」との回答であった。

イ. 児童相談所から説明された理由
Q6 で児童相談所が「親権停⽌審判の請求」「保全処分の申⽴て」「⼀時保護」以外の措置等を⾏ったと
回答した医療機関に、児童相談所からその理由として説明された内容を聞いたところ、以下の回答があった。






気管切開への同意が最終的に得られたため介⼊保留となった。その後も問題が⽣じた場合に再度連絡す
ることとなった
訪問を⾏い、指導などのアプローチを続けた
⼊院加療について親族の理解が得られなかった
通院させている以上、医療ネグレクトとは⾔えず児童相談所としては強制的な対応ができないとのこと
説明はない・把握していない

(4) Q7.想定以上に時間がかかった事項
Q3 で児童相談所に通告したと回答した医療機関に、保護者が医療⾏為に同意しなかった以降に⾏った⼿
続き等のうち想定以上に時間がかかった事項を聞いたところ、「児童相談所への通告を⾏うかの判断」「児童相
談所による⼀時保護の決定」がいずれも 14.3%(3 件)であった⼀⽅、「特にない」が 33.3%(7 件)で
あった。
図表 3-23 想定以上に時間がかかった事項(n=21)(複数回答)
0%

20%

児童相談所への通告を⾏うかの判断

14.3%

児童相談所による⼀時保護の決定

14.3%

保全処分の決定

0.0%

親権停⽌の決定

0.0%

児童相談所⻑による医療⾏為への同意

0.0%

治療のできる医療機関への転院

0.0%

その他
わからない・知らない

40%

60%

80%

23.8%
0.0%

特にない

33.3%

無回答

23.8%

【その他内容】
 病院内での児童相談所から保護者への説得
 保護者が外国⼈のため障害児への医療に強い抵抗感があった
 ⼀時保護のため患児の⾃宅に向かったが、⽞関先で本⼈に訪問を拒否されたと聞いている
73

100%