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資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加(令和10年度適用分)について研究班から情報提供のあった疾病(個票)(第68回指定難病検討委員会において検討する疾病) (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75704.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会 指定難病検討委員会(第68回 9/1)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite と Probable を対象とする。

A.主症状・臨床所見
1.急性発症型肥満(※1)
2.便秘、多汗、手指冷感、徐脈、体温調節障害(※2)などの自律神経症状を慢性的に認める。
3.慢性的な中枢性低換気症状を認める。
4.斜視、眼振などの眼科的症状を認める。
5.発達障害又は精神障害を認める。
*慢性とは、症状が6ヶ月以上に渡り持続した状態と定義する。
B.検査所見
1.2種類以上の成長ホルモン負荷試験において成長ホルモン分泌不全(GHD) を認める。
2.GHD以外の下垂体機能障害が2つ以上ある (高プロラクチン血症、部分的バソプレシン(AVP)低下症
(※3)を含む)。
3.血清Na値が施設基準値より高値又は低値である(※4)。
4.慢性的に血中CO2又は経皮CO2値が施設基準値を超えて高値である。
5.神経節細胞腫、神経芽細胞腫の合併を認める。
C.その他
血清中の抗ZSCAN1抗体、抗Nax抗体が陽性である。
D.鑑別診断
鑑別すべき疾患・病態として、プラダー・ウィリ症候群、先天性中枢性低換気症候群の責任遺伝子である

PHOX2Bバリアントを有する場合、視床下部下垂体部位の腫瘍(頭蓋咽頭腫、胚細胞腫、ランゲルハンス
組織球症)を有し外科的治療後の場合が挙げられる。一部の臨床症状が類似しているHIDEA症候群や
Burnside-Butler症候群も鑑別すべき疾患となる。

<診断のカテゴリー>
Definite1:Aの3項目以上かつBの3項目以上を満たし、Dを除外できる
Definite2:Aの3項目以上とBの2項目以上かつCを満たし、Dを除外できる
Probable:Aの2項目とBの2項目以上かつCを満たし、Dを除外できる
<参考事項>
※1:急性発症型肥満とは、概ね6〜12 か月以内の短期間に、体重、BMI、又は肥満度が成長曲線で+0.5SD
以上に明らかに増加し、肥満度 20%以上に到達する、又は既存の肥満が成長曲線で+0.5SD 以上に明ら
かに増悪する状態をいう。
※2:自律神経症状の体温調節障害とは、通常でも 35 度台の低体温や明らかな感染症などによらない 38 度
以上の高体温、反復性の体温変動を示す。

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