【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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ED 薬の OTC 化を進めるなら、必ず緊急避妊薬や堕胎薬、ミニピルやインプラントに関する事も進めてください。
そうでなければこの社会の半数を占める女性は納得しないでしょう。
シリアス錠の OTC 化について。
緊急避妊薬の薬局での販売及び処方箋なしでの購入が未だ実現されておらず、男性の勃起不全を治す薬の OTC 化のみが進んだ社会で起
こり得る性加害事件を考慮して頂きたいです。
治療薬で性行為を行えるようになった男性が、異性相手に同意のない性交渉をし、妊娠をさせてしまった場合に、女性は妊娠を成立させ
ないため緊急避妊薬が必要になるかと思われます。その場合、被害女性の方が病院へ行き、薬を処方してもらわなければなりません。妊
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娠は女性にとって人生の岐路を分けるものでもあるのにも関わらず、妊娠を成立することを防ぐ方法が日本社会では少なく、また、ステ
ップも多いです。
もし、シリアス錠 OTC 化を実現するのであれば、女性の緊急避妊薬や低用量ピルの OTC 化を同時に実現するのが、男性、女性、両者に
おけるメリットであり、選択肢の幅を増やすことに繋がると考えます。個人の自由、尊厳、心身の健康が守られる、より良い社会を構築
するため、再度検討して頂きたいです。
また、シリアス錠は心疾患へのリスクが高いと拝見いたしました。服薬する方の健康被害を考えてみても、この薬を OTC 化することが今
の社会において最善の策だとは思えません。
タダラフィルの OTC 化について、反対します。
緊急避妊薬の OTC 化よりも早くタダラフィルの OTC 化を進めることは、日本に住む女性の尊厳を軽視していることを社会にアピールす
る行為に等しいです。
私は最近結婚をした 24 歳の社会人女です。
今の夫との子どもを持つことも考えていますが、女性の権利と思いを軽視する国では、子どもを産むことはできません。
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学生の頃から緊急避妊薬の OTC 化の必要性を感じ、聴講会も拝見していましたが、
「OTC 化よりもまず性教育を拡充する必要がある」と
言われ、今まさに困っている女の子、OTC 化が進まないせいで絶望する女の子に目を向けない議論に落胆しました。
タダラフィルの OTC 化のニーズにも目を通しましたが、
「これこそ性教育で変えればいいのでは?」という感想です。それに、なにより、
タダラフィルには緊急性がありません。恥ずかしいという理由で躊躇うから薬局販売するのは、男性医師の前でも裸で下半身を内診され
ながらも保険適用された生理痛改善のためのピルをもらう女の子を救ってからではないでしょうか?
総じて、タダラフィルの OTC 化の必要性は無いと判断します。
OTC 化することによる社会への悪いメッセージと影響の方が極めて強いと考えます。どうか、世の中の女の子、そしてその女の子を思う
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