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【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (123 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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私は、小学生の娘を持つ母親として、緊急避妊薬の OTC 化(市販化)がいまだに実現していないことに深い憂慮を抱いています。
私たち親は、子どもたちが安全で健康的な環境で育つことを願っています。しかし、現実には、性に関する問題や予期せぬトラブルが避
けられない状況もあります。そんなとき、適切な情報や医薬品に迅速にアクセスできることが、子どもたちの未来を守る大切な手段にな
ると考えています。
緊急避妊薬は、予期しない妊娠を防ぐための重要な薬であり、その効果を発揮するためには速やかな入手が必要です。しかし、日本では
医師の診察が必須であり、女性や若い世代が必要なときに手に入れることが非常に困難な現状です。一方で、勃起不全治療薬である「タ
ダラフィル」は既に市販化され、簡単に入手可能です。この状況は、性別による不公平さを感じざるを得ません。
さらに、海外では多くの国が緊急避妊薬を市販化しており、必要なときに誰でも入手できる環境が整っています。日本だけがこの分野で
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個人

取り残されていることは、性と生殖に関する権利を軽視しているように感じます。このままでは、私たちの娘たちが将来、不平等な社会
に生きることを余儀なくされてしまいます。
また、緊急避妊薬の使用に対して「性の乱れを助長する」といった偏見がありますが、これらは正しい理解と教育によって払拭すべきで
す。緊急避妊薬は、トラブルが起きたときに女性の健康や人生を守るための薬であり、決して軽視されるべきではありません。
私は、母親として以下の点を強く要望します:
1.緊急避妊薬の OTC 化を一刻も早く実現し、女性や若い世代が必要なときに迅速に入手できる環境を整えること。
2.子どもたちが成長する過程で、正しい知識を得られるよう、性教育の充実と偏見をなくすための啓発活動を進めること。
3.女性や若い世代が安心して未来を描けるよう、性と生殖に関する権利を尊重した政策を推進すること。
娘を持つ母親として、彼女たちの世代が、性別による不平等や無知によるリスクに悩むことのない社会を望んでいます。緊急避妊薬の市
販化は、そんな社会を実現するための第一歩です。どうか、迅速な対応をお願い申し上げます。
候補薬のスイッチ OTC 化に反対です。
タダラフィル成分情報等シートの記載から、スイッチ OTC 化することへの社会的意義が見出せません。むしろ、年齢制限を設けない点で
悪用や乱用の懸念を抱きます。
とりわけニーズにおける記載では性行為を夫婦間のコミュニケーションの重要な観点と位置づけてありますが、性行為は挿入を伴う行為

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個人

のみではありません。コミュニケーションは単なる性行為で育まれるものではなく、実際の会話や態度で相互理解を深める行為と考えま
す。勃起できないから夫婦間コミュニケーションが低下するのではなく、パートナーに対しての身体的不調を相談することができない時
点で、そもそも夫婦間に信頼関係はないと考えます。参考資料の「【医師監修】夫婦間コミュニケーションと ED に関する実態|ED 治療
の誤解と真実|ED ケアサポート|日本新薬 https://www.ed-care-support.jp/trueed/good22_poll.php 閲覧日 R6.12.11」より「セックスにとっ
て重要なことは雰囲気(ムード)の良さと9割近くが回答しているように、気心知れた夫婦だからこそ、相手のことを思いやり、妻への

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