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【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (146 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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んいる。多くの女性や妊娠可能な身体を持つ人が喫緊に必要としている薬剤です。
ノルレボ錠、レボノルゲストレル錠の OTC 化もタダフィルと同様のスキームで OTC 化を喫緊に進めることを要望します。
すでに両剤は日本以外の国で OTC 化され、安全性も十分に確認されている薬剤です。そして 2023 年 11 月から開始した試験販売も1年を
超えています。これ以上慎重になる必要はないのではないでしょうか。
タダフィル、緊急避妊薬の2薬双方とも、個人のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)を守るために必要な薬剤で
す。
いつ子どもを持つのか持たないのか。
子どもを持つのであればだれと、何人、どれくらいの間隔で持つのか。
タダフィルも緊急避妊薬も個人が人生を自分で選択し、決断し、生きていくのに重要な薬剤です。
すべての性の人が、自らの SRHR を守り、自分らしく人生を送れるようにタダフィルの OTC 化と、ノルレボ錠、レボノルゲストレル錠の
OTC 化を早急に進めてください。
タダラフィルをスイッチ OTC 化する場合は、年齢制限を設けるべき
タダラフィルは生活改善薬の1つであり、スイッチ OTC 化することで不妊治療の選択肢が広がったり、偽造薬による健康被害が防止でき
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個人

たりと男性のセクシャルヘルス向上が期待できると考える。一方で、併用禁忌や病態禁忌から分かるように循環器系疾患を持つ患者にリ
スクのある薬である。厚生労働省が発表している「全死因 心疾患の性・病類・年齢(10 歳階級)別粗死亡率(人口 10 万対)
」をみると、
男性の心疾患では 50 歳以降が増加していることが分かる。販売時の併用薬や既往歴の確認は購入者の自己申告が頼りであり、虚偽の申告
もありうることから、死亡リスクの低い 50 歳未満までの販売にすべきと考える。
緊急避妊薬の OTC 化がまだまだ進まない、試験販売先が増えたもののユニバーサルアクセスとは程遠く、10 代の利用にかなりのハード

504

個人

ルがあることや、眼の前で飲むなどの自尊心を奪うようなコントロールが入っている中で、これら男性性機能の促進薬のユニバーサルア
クセスだけを推進しているように見える。自尊心の課題を第一に挙げているが、望まない妊娠におびえ、薬局で 18 歳以下と断られる女性
の自尊心や人生の選択、そして人権の侵害をしていることに気づくべき。R
タダラフィル(シアリス錠)のスイッチ OTC 化に反対します
・この薬の添付文書には「死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事例が報告されているので、本剤投与の前に、心血管系障

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個人

害の有無等を十分確認すること」との警告があり、
「注意-医師等の処方箋により使用 すること」とも書かれています。
そのような薬を OTC 化してしまうことに、安全の観点から疑問です。
・OTC 化の目的や根拠についてですが、
ED 患者とパートナーが抱える問題というのは、ED 治療薬を OTC 化すれば解決するというものではなく、その影響は限定的です。

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