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【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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個人

レイプ被害にあった子がすぐに緊急避妊薬を安価で買えない国で、なぜ勃起薬を OTC 化するのですか?
タダラフィル(勃起不全薬)の規制緩和には反対です。女性の中絶の権利は著しく侵害されているにもかかわらず、男性の勃起不全薬を
簡易に流通させることに反対します。日本という国はアダルトビデオや性的な広告の規制が不十分であり、現代においても旧家父長制度
が維持され、男尊女卑の強い社会です。婚姻後の多産 DV や婚姻の有無にかかわらず男性のレイプによる女性への性加害が平然と行われ
ている現実があります。その中で、勃起不全薬の流通を増やし、女性が望まない妊娠の機会を増やす必要はありません。また、婚姻後、

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個人

子供を出産後に離婚した場合に、男性親による養育費の支払いが義務化されていないことから日本では著しく低い支払い率となっている
ことはご存知の通りかと思います。さらなる男性優遇の政策は望みません。出生率が低い原因は男性の勃起不全ではなく、高い社会保険
料をはじめとする各種重税により国民の収入が低いためです。子供を育てるには多くの金が必要ですが、若年層は高い税率に苦しんでお
り、自分自身が生きるのに精一杯です。まずは社会保険料の単純な減税、及び女性の中絶の権利拡大や、ミニピルの早期流通の実現をお
願いします。
性犯罪が多く、子どもへの性犯罪も増加しています。このような世の中で子どもを育てること自体をためらうのに、そちらは何ら対策を
せず、また虐待の原因になりうる望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬もいつまでも OTC 化していないまま、服薬の中絶薬もまだ普及し
ないまま、ED 治療薬の入手しやすさを推進すると、女性は世の中が危険と考え結果的に少子化はより進みます。先に、または同時に緊急

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個人

避妊薬も OTC 化しなければ、国は衰退するでしょう。国が女性や子どもの安全を脅かすようなことを進めようとする神経がわかりませ
ん。女性は安全である環境てはじめて子を持つことを考えられるという視点は、厚労省の方々の聡明な頭脳で考えることができるのでは
ないかと思いますが、いかがでしょうか。トイレや更衣室での盗撮が頻発している昨今、そもそも劣悪な環境を放置したまま、子どもを
生み育てる事はできません。にもかかわらず ED 治療薬を OTC 化するのは、浅慮ではないかと思います。もう一度書きますが、緊急避妊
薬の OTC 化が先です。女性を守ってください。
タダラフィルの成分情報等シートにおいて、OTC 化のニーズについて、図を交えて詳細に語られていたが、失笑を禁じ得ない。すなわち、
総じて婚姻等類似の男女関係の悪化原因を男性の勃起不全による性交渉の低下に見ているが、これは失当である。そもそも女性にとって
性行為とは、射精のような大いなる快感を伴わないため、愛情に満足を得るための行為である。したがって、性交渉なくとも満足してい
れば男女関係を悪化させようとはしない。むしろ、勃起不全により勝手に自信をなくしたり、恥だと思って隠したり、自らに対する女性

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個人

への信頼のなさ、独りよがりな身勝手さが事態を招くのである。したがって、必要なのは、悪用の危険があり性犯罪にも利用されかねな
い勃起不全薬ではなく、男性の精神的成長である。
厚労省は、性交渉に躍起になった勃ちにくくなった男性を支援するのでなく、女性に妊娠・中絶の選択肢を主体的に行えるだけのアフタ
ーピルや安全な中絶方法の拡充、副作用の少ない低容量ピルの認可、安価での提供を行う方が、当初の目的である男女関係の悪化を防げ
るのである。人を愛するまえに、まず自らの安心が先んじるべきなのだから。

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