よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (132 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

経験しています。顔面蒼白になっている患者を前にしてあの時医師が放った言葉、態度は忘れられない。私は地方に暮らしており、受診
したのは地方の小規模な病院でしたが、産婦人科医療に関わる医師でもまだこの程度の意識なのか...と二重にショック、悔しさを受けた
経験は生涯忘れないでしょう。
これはあくまで私個人の経験ですが、女性団体や被害者支援に関わる団体等の記事を見ても、同じように性暴力の苦しみに加え、二重に
心身への負担が深くのしかかることは珍しいことではありません。
服用が間に合わず妊娠が判明すれば「産むか・産まないか」の選択、決断を迫られます。悩み抜いて産めない・産まない選択をしたとし
ても、中絶にも配偶者同意や高額な手術費に加え、日本では WHO が世界から消えた術式と指摘する手術法が未だ主流。
流産、死産、新生児死など周産期の喪失において、人工死産・中絶は「話すことのできない悲嘆(J.W ウォーデン 悲嘆カウンセリングよ
り)」と言われます。個人差はあれど、中絶後、罪悪感を抱え気が狂いそうなほどに自分を責め、孤立し、PTSD などの精神疾患を発症す
るリスクも高くなります。
そうした事態を防ぐ手段としても、緊急避妊薬が薬局で安価で、そして必要とする誰もがハードルなく入手できる環境が整うことを、多
くの人が切実に望んでいる現実があります。
ED 治療薬と緊急避妊薬。はたしてどちらが緊急性、重要度が高いのか。議論の場にいる関係者の皆様には、改めてよく考えて頂きたいと
思います。
また、2023 年の国連人権理事会、今年 10 月の女性差別撤廃委員会からも勧告が出されているのは周知の通りだと思います。今年の勧告
では2年後、書面での進歩報告義務まで付いたことも真摯に重く受け止め、ぜひとも危機感とスピード感を持った対応がなされることを
願います。
来年は SRHR の概念を定めた北京会議から 30 周年の節目の年で、国連の大きな国際会議が予定されていると聞きます。日本はピルの承
認に 40 年を費やし、バイアグラは申請から認可まで半年で承認した歴史がありますが、くれぐれもまた大きな国際会議のタイミングで同
じ負の歴史を繰り返すことのないよう、強く要望します。
これは人権問題です。
もうこれ以上、女性の SRHR の権利、人権を踏みにじらないで下さい。男権優位、女性蔑視社会からジェンダー平等社会へ舵を切ってい
ただきたい。誠実で偏りのない政策決定を、どうかよろしくお願い致します。
意見;ED 治療薬の OTC 化には反対です。
469

個人

理由;添付文書でも「警告」の記載があり、
「硝酸剤または NO 供与剤との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることが
ある」となっています。併用薬のチェック、心疾患系の有無の確認などを怠ると大変な事態を招く可能性があります。安全性に大きな疑
問がある薬を OTC 化することには反対です。

132
265 / 282