【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (137 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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1.ED は他の病気(高血圧、糖尿病等の基礎疾患)から発症している可能性もあり、該当薬には副作用等の注意すべき事項もあることか
ら、購入する際には緊急避妊薬と同様に薬剤師の説明を受けることを必須とすること。
2.性犯罪等に濫用されることを防ぐために、価格は緊急避妊薬と同等の 7,000 円から 9,000 円程度とすること。
3.性生活の満足度の向上という、同じ目的の緊急避妊薬の薬局販売と同様に、145 の店舗から試験的に販売を開始すること。
タダラフィルは、ED のみならず排尿障害や肺動脈性肺高血圧症でも使用されており、一定の範囲では十分な安全性を有する医薬品であ
る。そのため、スイッチ OTC 化によって個人輸入での偽造医薬品による健康被害を防ぐことができる。
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しかし、硝酸系薬剤との併用が禁忌であり、心疾患に不安のある需要者への服薬回避を含めた十分な説明が必要となるなど、スイッチ OTC
化は慎重に判断されるべきである。スイッチ OTC 化の判断となっても薬剤師による安全性確保が重要であるため、一定期間経過後も要指
導医薬品として留めておくことが必要である。
「タダラフィル」の OTC 化に伴い、緊急避妊薬の OTC 化も今すぐ解禁して欲しい。「タダラフィル」の成分情報シートを読むと、ED が
不仲につながり、夫婦関係がぎくしゃくした結果、DV や子どもへの悪影響が出る等の懸念が書かれている。
ED のせいで離婚につながっているとミスリードするような場面もあるが、問題の本質はアサーティブな夫婦間コミュニケーションの取
れていなさであって、「ED だから」と言う結論は乱暴。
むしろ、夫が望む頻度で性交渉に応じなければ、今度はそれに対して不満を募らせ DV や不仲につながると思われる短絡的な理屈だと感
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じる。
とは言え、ED 治療薬を求めている人がいるのであれば、OTC 化されれば良い話なので、それ自体には賛同する。
問題は、夫婦間/カップル間の不同意性交が増加する恐れに対し、対抗策としての「緊急避妊薬」が確実に入手できるような環境整備の
遅れだ。依然として「一部薬局での試験販売」
「高額」
「18 歳未満は親の同意が必要」
「面前服用」の条件が必要とされている中で、ED 治
療ばかりが捗ることの恐怖は女性にとって計り知れない。ニュースでも児童の性被害が連日報道されており、加害が高齢者であることも
少なくない。加害者を応援し、被害者を絶望に陥れるヘルジャパンを強化していると世界から目されていることにもっと危機感を覚えた
方が良いと感じる。
タダラフィル OTC 化に反対です。
【理由】
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・タダラフィルに関する正しい性教育がされていないことから、乱用リスクが考えられる
・緊急避妊薬が OTC 化されていないことを踏まえると、女性の望まない妊娠リスクが残されたままである
・緊急性がない
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