【資料2-6】候補成分へのご意見募集に寄せられたご意見 (119 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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「ED 治療薬購入希望者の対応は男性に限定するべきかどうか」なども考慮しないといけないと思います。こうい
った現場の実情の考慮なしに進められると大変困ります。
「65 歳以上/以下での臨床的な差はなし」とありますが、流石に 65 歳以上の方に販売するのは倫理的に抵抗があります。年齢制限は設
けるべきではないでしょうか。
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成分情報等シートには OTC としてのニーズの説明として ED は夫婦間暴力の一因になる、とありましたが、熟年層においてはセックスの
強要も大きな問題となっています。
男性側の強要と女性側の強要のどちらにも ED 治療薬は悪用されるリスクがあるので、やはりこういった社会的にも様々な可能性をもつ
医薬品は処方せん医薬品として適正使用すべきだと思います。
今般の OTC 化検討においては、少子化対策や不妊治療の拡充のような側面で推進されようとしている印象を受けますが、非常に遺憾で
す。
ED が不妊の一因なのは事実ですが、不妊に悩むカップルはまずしかるべき医療にアクセスするべきだからです。実は ED ではなく無精子
症であったり、あるいは ED が機能性ではなく心理的な要因であったりと背景はさまざまですので、一様に市販化によって解決する疾患
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ではありません。
それどころか、市販化によって生殖可能年代の若者が不妊治療外来から遠のき、その結果 EBM に基づき助けられた不妊のカップルを取
りこぼすリスクが増えてしまうと思います。
実際に ED をきっかけに来院されて、風疹抗体陰性や梅毒検査陽性などが判明し、妊娠前に対策出来たというケースも多いのです。
性と生殖に関わる医薬品だからこそ、こういった副次的なメリットも考慮して引き続き処方により取り扱うべきと考えます。
6年近くアジアの某国に駐在しており、この間ずっと現地の薬、現地の医療にお世話になったものとして、今回の件について偽造品のリ
スクを理由にあげていることには疑問を覚えました。
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個人
在外邦人は全世界に 130 万人いるわけで、海外医薬品=偽造品というステレオタイプはそろそろどうにかした方が良いと思います。実際
日本で使用されている薬も原薬は外国産が凄く多いですよ。
ED 治療薬の市販化是非については様々な側面から議論すればいいと思いますが、海外=偽物、危ないといった論調には辟易しますので、
敢えて意見提出させていただきました。
ED 治療薬がスイッチ OTC 化された場合、適切な処方や診断が必要な薬品であるという点から、副作用や相互作用のリスクが増加し、利
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用者の健康を損なう可能性があります。
医師の監督が減少することで、適切な使用方法を理解できないまま、誤った使い方や過剰摂取がおこなわれるリスクが高まることが考え
られます。
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