って取り上げられていないのか。国民への周知ができなさすぎではないか。
しっかり国民に周知するところから始めてください。
・ED 薬が認められるのに、これだけ検討・試験運用を重ねている緊急避妊薬の薬局販売を認めないのはおかしい。
・低容量ピルの解禁に先駆けて、バイアグラの解禁を決めたときと同じことを厚労省は繰り返している。男性の ED 問題は、常に女性の
身体の問題に優先されている。
・ED 薬が薬局販売されるようになると、ますます男性は不妊治療で医者を利用しなくなり、本当の不妊の原因がわからなくなるのではな
いか。むしろ薬局販売は、不妊治療を遅らせることになる恐れがあるため、不妊治療として ED 薬の薬局販売はむしろ忌避した方が良い。
薬局販売を解禁するのであれば、薬局で、研修を受けた薬剤師から、しっかりとした不妊治療についての説明を、ED 購入をする男性（必
380

個人

ず当事者が購入するようにする）に受けさせるようにすべきである。
・ED が、夫婦間のコミュニケーションに影響し、DV やこどもの虐待にリスクがあるということを ED 薬局販売の理由づけとするのであ
れば、ED 薬を薬局で購入する男性に、夫婦間コミュニケーションや、DV、虐待について正しい知識をつけさせるように、研修を受けた
薬剤師から説明させるべきである。
・セクシュアルヘルス・ライツの保障、相対的な Well-being を第一に考えるのであれば、やはり、なぜ女性の身体に負担を強いる妊娠を
回避するための緊急避妊薬の薬局解禁が、これだけ検討を重ねながら、ED 薬の薬局販売に遅れをとるのか、理由がわからない。結局、男
性の問題が女性に優先されるということに他ならないのではないか。
・ED 薬についても、緊急避妊薬と同様な懸念があることから、試験運用にし、効果を検証してからの解禁にすべきである。
スイッチ OTC 化に反対
経口避妊薬の認可が遅々として進まないのに、ED 治療薬の認可がスムーズに進みそうなのに納得がいかない。男性が日本で認可された製
品の恩恵を受けられるなら、女性もそうされるべきである。

381

個人

女性の妊娠避妊中絶の選択肢をスルーして男性の性機能に目を向けるとは、負担と苦痛を受ける女性の心身の軽視も甚だしい。男性の性
機能が議論の俎上に乗るなら、妊娠避妊中絶の緊急性と重大度が段違いの件をスルーする理由はどこにあるのか。
女性の避妊薬の認可が「慎重に検討」されているように、今回の薬品で男性の性が乱れるのではないか、乱用に繋がるのではないかと慎
重に検討すべきだろう。
今回、スイッチ OTC 化の対象にタダラフィルが含まれていますが、これを含めることは適切ではありません。

382

個人

緊急避妊薬の OTC 化の際に議論されたように、勃起不全薬に対するアクセスを過度に容易にすることは性の乱れを招きます。さらに、タ
ダラフィルの成分情報等シートの図１に示されているような問題があるのであれば、単に OTC 化し薬剤のみ入手すれば解決される問題
ではなく、医療機関の受信を必須とし、適切な相談先に患者を誘導するべきです。

101
234 / 282