【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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必要性
食品の安全性の確保は多くの国民が高い関心をもっており、国民の
の観点
健康へ直接的に影響を及ぼす。本研究事業の実施により、科学的な根
から
拠 に 基 づ く 施 策 ( 食 品 等 の 効 果 的 ・効 率 的 な 監 視 ・検 査 体 制 の 整 備 等 )
の検討が可能となることから、食品の安全確保の推進に必要かつ重要
である。
効率性
食中毒対策、食品中の有害物質(放射性物質等)などの国民の関心
の観点
の高い研究、新たな検査法の開発等の成果は、各種の通知やガイドラ
から
イ ン の 作 成 に 直 接 反 映 さ れ 、 効 率 的 ・効 果 的 に 施 策 に 活 用 さ れ た 。
有効性
得 ら れ た 成 果 は 、 食 品 衛 生 監 視 行 政 の 企 画 立 案 ・評 価 を 含 め 、 リ ス ク
の観点
コミュニケーションなどのため国内で活用されるほか、国際機関にも
から
データ等が提供されるなど、国際交渉や国際貢献にも活用されてお
り、有効性が高い。
6.改善すべき点及び今後の課題
食品等の監視指導に資するための科学的根拠を与える研究、食品中の各種分
析法等を確立する研究等のリスク管理に資する研究、食中毒発生の防止、原因
究明の迅速化・高度化による被害拡大の防止等に資する研究などは、食品安全
行 政 に お け る リ ス ク 管 理 機 関 と し て 、 食 品 等 の 検 査 法 、 国 際 協 調 ・貢 献 、 リ ス ク
コミュニケーション推進に関する科学的知見の集積に資する重要なものであ
り、引き続き推進する必要がある。
ま た 、 政 府 一 体 で 進 め て い る 農 林 水 産 物 ・食 品 の 輸 出 促 進 な ど も 見 据 え た 食 品
の 国 際 基 準 ・国 際 整 合 性 等 に 直 結 す る 研 究 等 も 推 進 し て い く 必 要 が あ る 。
さらに、関係省庁における研究等や研究班の間の情報交換等を積極的に行う
こ と で 、 よ り 効 率 的 ・効 果 的 に 研 究 を 推 進 す る べ き で あ る 。 個 々 の 研 究 班 ( 特 に
若手研究班)の成果の質の向上や、研究班間の横断的な情報交換等により、研
究事業が総合的かつ実効的に遂行されることが必要である。
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