【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (92 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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ガイドブックを作成して活用する予定である。
○「テレワークの常態化による労働者の筋骨格系への影響や生活習慣病との関連
性を踏まえた具体的方策に資する研究」(令和4~6年度)において、テレワ
ークの常態化により、身体活動量の低下や作業環境の不備に伴う新たな健康課
題が懸念されていることから、安全衛生に配慮したテレワークを社会で推進す
ることを目的に、テレワークの状況の把握、健康影響の解明、及び介入策の検
討を実施した。その結果を踏まえてガイドラインである「企業担当者のための
健康に配慮したテレワーク実践ガイド―アクティブ・テレワークのすすめ」を
作成した。今後、本ガイドラインを周知・普及し、テレワーク社員の健康支援
を推進していく予定である。
○「テレワーカーの健康課題発生リスクや労働生産性に関連する生活・運動・睡
眠習慣および身体機能の検証とそれに基づく指針作成のための研究」(令和4
~6年度)において、テレワーカーを対象に健康課題の発生状況等、身体機能
や睡眠・運動習慣に関する情報を収集し、テレワーカーに推奨する活動レベル
や改善すべき身体機能を指導するための指標を検討した。その結果、特別な機
器や専門家の判断を要さずに簡便に自身の身体機能をチェックできること、健
常労働者の睡眠の質の指標の一つである「入眠潜時間」に関連することが明ら
かになった。この成果に基づき、自身の身体機能を具体的にチェックする方法
を一般の人が簡単に理解できるよう、リーフレットを作成し、周知啓発に活用
する予定である。
○「自動制御システム等による車両系建設機械と協働する場合に新たに生じる労
働安全衛生リスクのシステム思考に基づく分析フレーム」(令和5~6年度)
において、自動制御システム等による車両系建設機械と協働する場合に新たに
生じる労働安全衛生リスク分析フレームの構築に取り組んだものである。労働
災害被災リスクシナリオの想定、リスクの評価方法、リスク評価に基づく労働
災害防止対策について、これまでの建設機械の労働災害防止マニュアルを参照
し、必要な項目を整理したことにより、今後の自動化・自律化する車両系建設
機械と労働者の協働におけるリスクに関連する労働災害防止対策の検討にあた
って活用が期待される。
②
目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例
該当なし。
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