【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (56 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
分野名
研究事業名
主管部局(課
「疾病・障害等対策研究分野」
移植医療基盤整備研究事業
健康・生活衛生局難病対策課移植医療対策推進室
室)
関係部局
2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)
申請件数(件)
採択件数(件)
令和4年度
51,432
7
7
令和5年度
51,432
8
7
令和6年度
51,432
7
7
3.研究事業の目的
移植医療は、患者にとって疾患の根治を目指す重要な治療法である一方で、
任意・善意の下でのドナーによって初めて成立する医療でもあり、その意思を
最大限尊重する必要がある。ドナーやレシピエントにかかる身体的・心理的・
経済的負担を軽減することが移植医療における大きな課題であり、また、ドナ
ーの安全性を確保しつつ、適切な提供の推進を図ることが必要不可欠であり、
そのための研究を推進する。
4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要
①
目的とする成果が十分に得られた事例
1.造血幹細胞移植領域
①臍帯血移植体制の強化・効率化と移植成績向上および新規細胞療法開発の
ための研究(令和6~8年度)
臍帯血採取施設の負担軽減や増設及び質の高い臍帯血確保への取り組み
は、依然として極めて重要な課題であるが、本研究では、臍帯血に必要な
HLA 検 査 に NGS-タ イ ピ ン グ を 導 入 し 、 従 来 の Luminex 法 に よ る タ イ ピ ン グ と
比較して臨床的な有用性の検証を実施した。正確にアレルが判定でき、患者
の DNA を 有 す る 臍 帯 血 ユ ニ ッ ト の 選 択 が 可 能 と る こ と が 示 さ れ た 。 す な わ ち
1 ) 臍 帯 血 保 存 時 と 確 認 時 の 検 査 が ど ち ら も Luminex 法 の 場 合 は 、 HLA タ イ
ピングの結果の乖離は認めなかった。検査方法が異なる場合は、主に
Luminex 法 に よ る 曖 昧 さ が 原 因 で 乖 離 を 認 め た 。 2 ) 臍 帯 血 検 体 を 移 植 施 設
56