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【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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必 要 な 、 WHO が 作 成 す る 国 際 統 計 分 類 の 改 善 へ の 協 力 や 、 こ れ ら の 分 類
の我が国での適用に関する課題解決などに必要な研究が実施された。
効率性

研究計画・実施体制の妥当性を、省内の政策的ニーズに加え、統計

の観点

法 や WHO 等 の 統 計 基 準 の 変 化 と い っ た 省 外 の 制 度 的 動 向 を 踏 ま え て 評

から

価を行った。これにより、国内外の統計制度との整合性を確保しつ
つ、必要かつ緊急性、重大性の高い研究を優先的に採択することで、
限られた予算の中で効率的な研究事業の推進が可能となった。また、
定 期 的 に 実 施 さ れ る 統 計 調 査 を 見 据 え た 計 画 、 WHO の 動 向 に 合 わ せ た 研
究計画・実施体制を有する研究課題を採択することで、目標・成果を
適切に管理した。

有効性

本研究事業により妥当性の高い統計データの作成に関する知見およ

の観点

び国際比較可能性の向上に直結する知見が得られたことで、統計調査

から

の効率的な実施や国際統計分類の国内の臨床現場などでの利活用の促
進に資する。また、種々の政策、特に保健医療政策に関して政策に直
結するようなエビデンスの創出につながることが期待される。さら
に 、 研 究 結 果 か ら 得 ら れ た デ ー タ や 知 見 が WHO が 進 め て い る 国 際 統 計
分類の開発・改善に活用されており、国際貢献という視点からも本事
業の有効性は高い。

6.改善すべき点及び今後の課題
令和6年度に実施した課題は目的とする成果が十分に得られ、成果の一部を
社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会での「疾病、傷害及び
死因の統計分類」の改正等の検討に用いた。令和7年度には統計基準改正の検
討 を 踏 ま え ICD-11 を 我 が 国 の 公 的 統 計 へ 適 用 す る と と も に 、 統 計 を 作 成 す る
側 、 利 用 す る 側 双 方 に ICD-11 へ の 移 行 に よ る 課 題 ・ 解 決 策 と 影 響 を 示 す こ と を
目 指 す 。 さ ら に 、 今 後 は ICD-11 に よ る コ ー デ ィ ン グ の 普 及 を 図 り 、 諸 外 国 に 遅
れ る こ と な く 、 我 が 国 の 公 的 統 計 へ の ICD-11 の 導 入 を 実 現 す る 予 定 で あ る 。

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