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【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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事業実施医療機関担当者を対象とした研修会を開催した他、得られたデータの
解析等によりアピアランスケアに関する相談支援や情報提供の効果・問題点な
どについて検証した。これらの知見をもとに、「がん診療連携拠点病院におけ
るがん患者に対するアピアランスケア実装のためのワークブック」を作成し、
アピアランスケア実装のために必要な内容を示した。本研究で得られた成果
は、がんとの共生に係る検討会において報告予定である。


目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例

「希少がん及び小児がんの臨床試験・治験等に関する医療従事者と患者の情報リ
テラシーの向上に資する研究」(令和5~7年度)では、シンポジウム開催等を
通じての全国の医療従事者や患者団体等への治験情報等へのアクセス向上を測っ
た結果として、一般的な腫瘍内科を受診する患者の情報リテラシー向上が成果と
して得られた。一方で希少がん・小児がんに特化しての解析については不十分な
成果であった。これは、希少がん等を対象とする他研究班との連携が不十分であ
り、希少がん等に特化した調査ができなかったためである。
(2)論文数などの業績(令和6年度終了課題について)
原著論文

その他の論文

学会発表

特許等

その他

(件)

(件)

(件)

(件)

(件)

和文
13

英文等
39

和文
33

英文等
20

国内
162

国際
13

出願


取得


施策に

普及・

反映

啓発

12

69

5.研究成果の評価
必要性

遺伝性腫瘍に関する患者及び未発症血縁者に対する医療の標準化の

の観点

ためのエビデンスの整理、アピアランスケアに関する相談支援・情報

から

提供体制の構築等、がん対策を推進する上で必要性・重要性の高い研
究を推進し、着実な成果を上げた。今後も「第4期がん対策推進基本
計画」等を踏まえて、総合的かつ計画的に研究を展開し、がん対策の
着実な推進に資するよう本研究事業を行っていく必要がある。

効率性

第4期基本計画に基づく各検討会等における議論結果や、医療の進

の観点

展に伴う新たな課題、がん研究の最新動向、医療従事者及びがん患者

から

をはじめとする国民のニーズを踏まえ、妥当な研究計画・実施体制・
目標管理のもと、効率的に研究が進められ、多くの成果が得られた。

有効性

遺伝学的検査を臨床現場に広く導入するために必要な遺伝性腫瘍に

の観点

関する診断、治療等、診療を標準化するための指針や、がん診療連携

から

拠点病院におけるアピアランスケア実装のために必要な内容などが報
告された。これらは、遺伝学的検査の臨床現場への導入や、アピアラ

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